ゲーム業界での活躍を目指す学生は多い。
このほど,ゲーム業界に就職したKCGの卒業生が母校に集い,ミニ同窓会を開いた。
教職員もこの輪に加わり,KCG時代の思い出話に花を咲かせるとともに,いまの活躍ぶりを披露しあうなどして楽しいひと時を過ごした。
現在の学生に向けたメッセージの一部を紹介する。
中国向けオンラインゲーム開発のプロジェクトチームに参加することになり,忙しいですが,非常に充実した日々を過ごしています。就職してから特に感じるのは,KCG時代に基礎をきっちり学んだことが役立っている,ということですね。学校で斡旋してもらったプログラム関連のアルバイトも実践力を培う良い機会になったと思っています。最近は,中高年の方たちなどもゲームを手にするようになり,業界のターゲットが拡大,新たな戦略が求められています。業界を目指すなら,折れないハートをしっかり持ち,あらゆることに挑戦してみてください。
パチンコのプランナーをしています。とはいっても,まだ入社してから間もないので,さまざまな部門の勉強をしながら経験を重ねている,といった方がいいかもしれません。早く第一線のプランナーとしてバリバリ活躍したいと思っています。いま,パチンコを含めゲーム業界では,いかに女性のファンを獲得するかが課題。学生時代にはできるだけたくさんの人と話をし,人のいろんな考え方などをつかもうとする努力が必要でしょう。ほかに,映画など最新の映像をたくさん見ておくこともお勧めします。題材になったり話題になったりすることが多いからです。
携帯電話ゲームの開発に携わっています。家庭用ゲームと違い,ユーザ数が常に増減し結果がダイレクトに現れます。継続して楽しんでもらうため,常に付加価値を考えていかねばならない。シビアではありますが,やりがいはありますね。実は私,KCGに入る時は漠然と「ゲーム関連の仕事がしたい」というレベルでしかなかった。授業で初めて「企画職」の存在を知ったくらいです。でもその授業を受け,「将来は絶対,プランナーになる」と心に決めました。KCGの先生方,友人たちという大きな財産もあります。今後も経験を積み,ステップアップしていきたいです。
□「プランナーの仕事をしていて強く感じるのは,コミュニケーション能力が非常に大切だ,ということですね。自分の考えを整理して,相手にきちんと伝えられなければ,プランナー職は務まりません。学生時代にたくさんの友人をつくり,たくさん話をして,このような能力を高めていってもらいたいです」 (ゲーム開発科卒,プランナー)
□「KCG時代では11月祭の実行委員会に入り活動したことが一番の思い出です。企画して何かを作り出し,楽しんでもらう…何かゲーム作りと通じる点があるんですよね」 (ゲーム開発科卒,プランナー)
□「KCGで学んでよかった,と思うことは多々ありますが,その中でも特に,卒業後も先生方や一緒に机を並べた友人たちとの交流が活発であることが挙げられます。悩みがあったときなどは,今でも真っ先に先生に相談しているくらいです。仕事に行き詰まったときも,アドバイスをいただいたりしています」 (ゲーム開発科卒,プログラマ)