週刊 東洋経済10月27日特大号の「本当に強い大学 ~ 私立大財務力ランキング」で, 京都情報大学院大学(KCGI)が「成長度」の分野でトップにランキングされた。 50年の伝統と実績を礎とした京都コンピュータ学院(KCG)を母体とする, 日本最初のIT専門職大学院であるKCGIの教育が評価されている証といえる。 KCGグループは2013年に創立50周年を迎え, さらなる飛躍を誓う。
「成長度 日本一」の理由として同誌は「過去5年間で最も成長したのが京都情報大学院大学だ。04年に設置された国内初の情報技術の専門職大学院大学である。12年4月には北海道にサテライトキャンパスを設置するなど,順調に事業規模の拡大を進めている」とコメントし,高く評価している。
KCGIは「財政余裕度」の分野でも12位となり,総合評価にあたる「財務力の強い私立大学総合ランキング」では全国約620の私立大学のうち21位にランキングされた。
少子化による若年人口の減少や大学基準緩和による大学数の増加を受け,半数近くの大学が赤字経営を余儀なくされている。このような中,KCGIは「現在,健全な財務状況が確保されていると同時に,将来の環境変化にも対応できる力を備えている」との評価を得たことになる。KCGIは2012年,入学定員を開学当初の2倍に増加してコースを増設するとともに,札幌サテライトと東京サテライトを開設して,札幌と東京で社会人学生が受講できるようになった。2004年4月,日本最初のIT専門職大学院大学として開学以来10年。教育のさらなる質的向上と規模的拡大を実現していく。