みなさん,こんにちは。ポーランド文部省と京都コンピュータ学院の協力関係について,ひとこと申しあげます。
まずはじめに,今回の京都コンピュータ学院の協力事業が,ポーランドの教育にとって甚大な価値を有するものであることを申さねばなりません。この協力関係に非常な努力がなされた結果,ポーランドの学校数十校に日本のコンピュータが設置されることになりました。そして,さらに重要なことは,ポーランドの教員のために講習会が開かれ,日本の教授法が紹介されたことであります。これらは,この協力関係の第一歩でありまして,われわれといたしましては,次の段階で,両国の教育制度が相互協力をすすめやすい状態になり,より対等な関係を持ちたいものと希望いたします。そのために,まず,状況が許せば,例えば,数学や音楽の分野で,ポーランドから京都コンピュータ学院への協力ができるのではないかと期待しております。
こんにちは。
私は,ポーランド文部省情報教育局局長のイェジ・ダウェクです。日本とポーランドとは,遠く離れていますが,最近,両国民はお互いにますます近づきつつあります。教育の分野においても,日本とポーランドが,より親密になることを願っております。
このたび,京都コンピュータ学院との交流が生まれましたが,この学校は,ポーランドにある同レベルの学校が,手本にするべき学校であるように思われます。このような学校がポーランドにも設立されることを期待しています。この交流は,まだ始まったばかりですが,今後,相互協力が発展して,わが国の学生,教師がともに,日本で行われているすばらしい情報処理技術者育成の状況を知り,さらには,日本の文化をポーランドの若者に知ってもらいたいものと思います。また,同時に,日本の教師・学生のみなさんに,遠く離れたポーランドをよりよく知っていただきたいものと望んでやみません。ありがとうございました。