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Accumu KCG365 2011

「NEACシステム100」KCGで4機種目の情報処理技術遺産認定機器に

KCG京都駅前校新館で保存展示されている「NEACシステム100」が2012年3月一般社団法人情報処理学会から「情報処理技術遺産」の「認定機器」に選ばれたKCG博物館からは4機種目の認定となる

NEACシステム100

「NEACシステム100」(KCG京都駅前校新館)

NEACシステム100は 1973年8月に日本電気から発売された事務処理用の小型コンピュータ同機は伝票発行から一括データ処理マルチワークまでにおよぶ9種類の基本システムを用意し多様なユーザの業務に最も適するシステムを提供可能にしたまたこのレベルのコンピュータでは我が国で初めて通信制御機能を備えオンライン処理が簡単に行えるので優れたターミナルコンピュータとしても利用できたソフトウェアとしてはアプリケーションシステムを自動作成するAPLIKAや初心者向けに開発された事務処理言語BESTを備えコンピュータの使いやすさが配慮された演算素子および記憶素子にLSIMSIを用いて性能と信頼性を大幅に向上させ自己診断機能を備えて故障の早期発見早期回復を可能にしたさらに命令制御システム制御入出力制御通信制御に全面的にマイクロプログラム方式を採用して装置の小型化とシステムの経済性を実現したNEACシステム100は引き続き後継機が開発されNEACシステム100のファミリ化が行われた