京都自動車専門学校は,複合ディーラーという事業スタイルで輸入車販売などを手掛ける株式会社マツシマホールディングス(旧社名:株式会社カミッグ,本社所在地:京都市右京区西院寿町40-3,松島正昭社長)と提携し,同社から教育活動について支援を受けることが決まった。KCGグループと同社との間で,2013年中に提携書を交わした。
提携書には,京都自動車専門学校がマツシマホールディングス社に優秀な学生を優先的に就職紹介することや,同社のIT化のサポート,マツシマホールディングス社から京都自動車専門学校への実習用中古車・設備などの提供,同社におけるインターンシップの実施,現役整備士による派遣授業などの内容を盛り込んだ。
この提携により,学生は世界をリードするヨーロッパ車を実習教材として使用することができるだけでなく,最新鋭の整備工場における実習と,ブランド最高資格を持つ現役メカニックによる技術指導,ディーラーメカニックには必須の接客技術指導などが受けられるようになる。
株式会社マツシマホールディングスとの提携を受け,同社での入学希望者向け体験入学,在学生の実習体験などが始まった。さまざまなブランドの輸入車を間近に見て,触れ,現場で活躍する〝先輩〞たちからのアドバイスを受ける貴重な機会となっている。
マツダの整備工場では車検工程の一部を見学し,アウディではコンピュータを使ったエンジン部分の点検方法,BMWでは日常点検について現役整備士から指導を受けるなど,自動車整備の現場を体験した。
また,2014年には,マツシマホールディングス社からBMW2台とフォルクスワーゲン,アウディの計4台,株式会社スズキ自販京都からワゴンRの最新モデル車の寄贈を受け,猪熊校舎(実習棟)の実習環境もますます充実したものとなっている。
地域を代表する大手輸入車ディーラーで,京都市内を中心に滋賀,奈良県などでメルセデス・ベンツ,BMW,アウディ,フォルクスワーゲン,MINI,VOLVO,マツダなどの販売店を展開。それぞれのブランドにおける最高の資格(マイスター)を持つ自動車整備士が多く在籍し,顧客の信頼を築く要となる修理・整備業務も担当している。