友禅染は,色を重ねれば重ねるほど,いい味,深い味が出て来るのです。油絵のように最初の色が次の色によって消されるということはありません。その人の経験の積み重ねが顔を作りあげていく人生も,同じことがいえるでしょう。だから,どんな瞬間も大事にしなければという思いがいつもあります。
人との出会いの中にさえ,インスピレーションの源泉はあるのですから。
1975年 R.M.I.T.(王立メルボルン芸術大学)卒業
1976~1979年 テキスタイルデザイン会社勤務
1979~1980年 パプアニューギニア国立芸術大学講師従事
1980年 来日
1981年 羽田登喜男氏に師事,京友禅を学ぶ
1982年 京都染織三人展を開く
1983年 和田光正氏に師事,金彩友禅を学ぶ
同年 京都府デザインフォーラム展入選
1984年 西陣織会館グループ展入選
1985年 国際クラフト展金賞受賞
1986年 京都クラフトコンペ・インターナショナル奨励賞受賞
同年 新匠工芸展 関西,関東展共に入選
1987年 京都 紅画廊にて個展
同年 京都市立美術館選抜展入選
京都コンピュータ学院講師