Welcome!KCG国費留学生
KCGグループには毎年多くの国費留学生が訪れ,学んでいる。アジア・日本のコンピュータ・IT教育機関としては最も長い歴史と実績を誇るKCGは,世界レベルのIT人材育成教育機関として,評価を高めているようだ。国費留学生の彼らは,母国を代表し,IT分野をはじめとする母国発展の強い思いを胸に,日々勉学に励んでいる。京都コンピュータ学院で学ぶ国費留学生に❶KCGで学ぼうと思った理由❷日本,KCGでの学生生活について❸将来の夢・目標❹母国・故郷の紹介-を語ってもらった。(順不同)
国費留学生(国費外国人留学生制度)
日本と世界各国相互の教育水準を向上させるとともに,相互理解,国際協力の推進に貢献することを目的に,1954年に創設された。日本での学費・生活費・渡日旅費・帰国旅費を奨学金と捉え,日本政府が国費留学生に対して給与として支給している。文部科学省が所管し,留学生の募集・選考については在外公館が協力している。これまでに当制度を利用して約160カ国・地域の留学生が日本で学んだ。2017年度現在の国費留学生数は約9000人。
- スカンダル・イプン・イスマヤさん
- Sukandar Ipung Ismaya
- ビジネス基礎科 2016年4月入学
- インドネシア共和国
- 将来は海外マーケティングの仕事に
- インドネシアの高校を卒業する前「留学ブーム」が起き,友人はドイツやアメリカへの留学を次々と取り付けていきました。私は,以前より興味があった日本に留学したいと思っていたのですが,母国の大学に進学しました。それでも思いは捨て切れず,1年で大学を中退し国費留学生に応募,夢だった日本への留学を実現することができました。子どものころから「ドラえもん」や「風雲たけし城」など日本のTV番組が好きで,「侍」にも魅かれていました。日本では,これからの時代に欠かせないIT,それにビジネスを勉強するためKCGに入学しました。
- コンピュータの勉強はしていないに等しかったので,KCG入学当初は特にITの専門用語が難しくて苦しみました。いまでは理解できますが,先生が使う「関西弁」も分かりづらかった。でも先生は優しく丁寧に教えてくださるので,知識と技術がどんどん身についていくのが実感できました。J検の基本スキル,プログラミングスキルの試験にも合格できました。「キャリア形成」の授業で日本のマナーを学んでいます。日本は生活しやすいところですね。街はきれいで,交通マナーが良く,人々はみな親切にしてくれます。生魚は苦手ですが,てんぷらやから揚げなど美味しいものがたくさんあります。京都は生活リズムがゆっくりしている印象で,とても心落ち着く場所ですね。沖縄料理店や留学生求人情報コールセンターなどでのアルバイトもやりがいがあります。
- 現在,日本の企業に就職するため活動中です。海外マーケティングを専門にする仕事に就きたいですね。日本の商品や技術を,母国インドネシアをはじめ世界中に広めたい。社会人になっても,勉強は続けていく予定です。
- 首都ジャカルタから南東に車で2~3時間のバンドン出身です。ジャワ島内にあります。盆地で,インドネシアの中では比較的涼しい。自然豊かで,京都のように心休まる故郷です。
- マリア・ディナ・ナターシャさん
- Natasha Maria Devina
- ビジネス基礎科 2017年4月入学
- インドネシア共和国
- 世界有数の技術を学びたい
- いとこが大の日本のアニメファンで,子どものころから一緒に日本へ遊びに行こうと言われていました。それが5年前に実現し,お互いの家族と日本を訪れたところ,街並みの美しさと交通機関の充実ぶりに驚きました。日本の技術が世界有数であることは知っていましたので,ぜひ日本で勉強をしたい,できるなら,経理を仕事としている母のようになりたいのでIT,ビジネスについて知識と技術を身につけたいと思うようになりました。国費留学生に応募し,良いチャンスを得ることができました。
- コンピュータは独学でやっていた程度でしたが,KCGの先生はみな優しく,丁寧に教えてくださるので,ビジネス関連の授業など,楽しみながら受けることができます。憧れていた日本での生活は楽しいことがたくさんあります。初めての一人暮らしで不安ではありますが,自由気ままに過ごしています。いろんな国の友達ができました。買い物に行ったり,大好きな寿司やカレーを食べに行ったり,嵐山や伏見稲荷大社など観光地巡りをしたり。
- KCG卒業後は日本の大学への編入を希望しています。でも日本の大学には,KCGのようにITとビジネス両方を学べる学科がなかなか無いので困っています。将来はウェブビジネスプログラミングを仕事にしたい。日本で働くか,インドネシアに帰るかまだ迷っていますが,いずれにせよまだまだ勉強しなければなりませんね。
- ジャカルタ出身です。日本からは直行便で7時間ほど。ジャカルタには他の島々から仕事をするために多くの人たちが集まってきます。年中暑く,日本でいう冬の時期は雨季で,大規模な洪水が発生することもあります。故郷に比べ,京都は寒いですね。そんな日には母が作る,温野菜にピーナッツソースを絡めたインドネシア伝統の「ガドガド」を食べたくなります。
■インドネシア共和国
東南アジア南部に位置。東西に長く,赤道にまたがる1万3466の大小の島によって構成
- 面積 :
- 約189万平方キロメートル(日本の約5倍)
- 人口 :
- 約2億5000万人(2015年統計)
- 首都 :
- ジャカルタ
- 言語 :
- インドネシア語
- 通貨 :
- ルピア
- ノーマンス・サガストゥメ・ハビエル・アレクサンダーさん
- Normans Sagastume Javier Alexander
- アート・デザイン基礎科 マンガ・アニメコース 2017年4月入学
- グアテマラ共和国
- 最新の設備で日本のマンガを学ぶ
- 中学1年のとき,母国の書店で日本のマンガ「NARUTO」のスペイン語版を見て,描写技術やストーリーの素晴らしさに驚きました。これまで読んでいたアメリカンコミックはヒーローものばかりでしたので,日本のマンガの奥深さにひかれ,将来は日本に行ってマンガ家になりたいとずっと考えていました。母国の日本大使館に縁がある母の友人から日本の国費留学生制度について教えてもらい,日本語学校を経てKCGに入学しました。KCGにはマンガを学ぶための最新の設備が整っています。
- 日本に留学することはずいぶん前から決めていたので,マンガでではありますが文化についても事前に調べてありました。そのため実際に訪れ生活しても,それほど苦労はありませんでした。母国では夜,街を歩くなどということは考えられません。日本の治安の良さは凄いですね。京都はのんびりできる場所が多く,休日の日,マンガを描くとき以外は,鴨川べりを歩いたり,公園で時間を過ごしたりなどしています。寿司やラーメンなど日本の食べ物も気に入っています。KCGでは先生方の説明が丁寧ですし,質問もしやすい環境にあり,充実した学生生活を満喫しています。
- KCG卒業後は日本の出版社に就職し,自分の連載が持てるようになると良いですね。私はマンガを描きながらストーリーを考えていくタイプです。KCGのプロジェクト演習でコンテストに応募する課題が出て出品しました。まだまだ技術が足りず,入賞は難しいでしょうが,実は少しだけ結果を期待しています。
- 首都グアテマラシティーの出身です。帰国するには米国・ダラスかロサンゼルス経由で約18時間。治安は悪いですが,盆地で建物が高くなく森や公園が多いといった点は京都に少し似ています。年中,日本の春のような気候で過ごしやすいです。マリンバの演奏が盛んなことでも知られています。料理好きの父が作ってくれる「タマル」が大好きです。トウモロコシの粉の生地に,豚肉や鶏肉,ピーマンやレーズンを入れてバナナの皮にくるんで食べます。夏休み,日本に来てから初めて帰国した際には,父にふるまってもらいました。
- ヒルヒロン・アンドレス・フランシスコさん
- Gil Giron Andres Francisco
- ゲーム開発基礎科 2016年4月入学
- グアテマラ共和国
- 母国でゲーム会社設立が夢
- 母国グアテマラには大学が少なく,私が勉強したいIT系の進路が限られていました。悲しいことですが,治安が悪く,ゆっくり勉強できる環境でないこともあって,将来は留学しようと子どものころから決めていました。高校生のとき日本の国費留学制度のことを知り,内容の良さに魅かれました。日本といえば,子どものころから遊んでいた「ゼルダの伝説」や「スーパーマリオ」関連のゲームを世に出した国。任天堂やソニーなど母国でも有名な企業が数多く存在します。とても遠い国なので家族は心配しましたが,意を決して日本にやってきました。KCGはみなフレンドリーで,ゲームについてもしっかり勉強することができます。実習が多くて楽しいです。
- 日本に来て一番困ったのは言葉です。日本語とスペイン語は全く違う。英語が分かる日本人は少ないですしね。大阪の日本語学校では寮住まいだったので周囲に留学生が多く,英語で話せたので良かったのですが,外に出るとさっぱり。日本語学校で猛勉強するきっかけになりました。一方,来日前から聞いてはいましたが,とても安全であることには驚きですね。さらに,人が多く高いビルがたくさんあるのに。自然も豊富。京都に来て嵐山などの紅葉の美しさには見とれるばかり。食べ物も美味しく,納豆以外はすべてOKです。最初は無理だったワサビも今は大好き。20歳になって,友人と飲みに行く楽しみも加わりました。以前はもつ鍋屋さん,今はコンビニでアルバイトをしています。
- KCGでゲームプログラミングの技術と知識を身につけ,卒業後は大学に編入,大学院でも学びたいと考えています。日本のゲーム会社で働き,経験を積んだ後,将来はグアテマラに帰ってゲーム・ソフトウェア開発の会社を立ち上げたい。
- おおらかな人々の笑顔と豊かな自然に囲まれ,ゆったりとした時間が流れている国です。アティトラン湖やティカル遺跡など観光地も数多くあります。でも治安が悪いのが悲しい。私はグアテマラシティー出身です。
■グアテマラ共和国
中央アメリカ北部に位置。北にメキシコ,北東にベリーズ,東にホンジュラス,南東にエルサルバドルと国境を接する
- 面積 :
- 約11万平方キロメートル(北海道と四国を合わせた広さよりやや大きい)
- 人口 :
- 約1650万人(2016年統計)
- 首都 :
- グアテマラシティー
- 言語 :
- スペイン語
- 通貨 :
- ケツァル
- シャハゾドショヒ・シャムシッディンさん
- Shakhzodshokhi Shamsiddin
- 情報処理科 情報処理コース 2016年4月入学
- タジキスタン共和国
- 母国のIT発展のため貢献したい
- 日本のアニメや歴史が好きで,以前から興味を持っていました。先輩が日本に留学していたので,よし自分もと思い,アドバイスを受けて来日しました。高校生のころは数学が得意で,コンピュータを勉強するのにも共通点が多いのではないかと思い,大阪の日本語学校へ通った後,日本の文部科学省にIT関連の専門学校の進学先を相談し,KCGを選びました。
- ITを本格的に勉強するのは初めてで,入学したばかりのころはとても難しかったです。でも先生たちは優しく指導してくださるし,コンピュータ機器も最新なので,楽しく,気持ちよい学生生活を送ることができています。大阪では寮住まいだったのですが,京都に来てからは一人暮らしなので当初は戸惑うことばかりでした。分別ごみは分からないし,夏の暑さは堪えます。イスラム教徒で豚肉を食べないので,外食では不安です。物価が高いのも驚きで,以前は寿司屋さんでアルバイトをし,いまは大阪水上バスで働いています。バイト先や留学生の仲間たちと一緒にやるサッカーが息抜きです。
- KCG卒業後,日本のIT企業に就職し,プログラマとして頑張りたいと思っています。10年ほど修業し,お金を貯め,その後はタジキスタンに帰ってソフトウェア・アプリ開発の会社を起こし,母国のIT発展のため貢献したいです。
- 私の故郷は,首都・ドゥシャンベから車で30分ほどのところにあります。タジキスタンはアフガニスタンに接していて,日本の方や他の国の留学生から「危険じゃないのか」と聞かれますが,自然があふれ,至って安全で住みやすい国です。羊の料理がとても美味しいんですよ。冬は氷点下20度くらいまで下がりますが,京都の冬は違った意味で厳しいですね。夜は毛布にくるまっています。
■タジキスタン共和国
中央アジアに位置。旧ソ連より独立。南にアフガニスタン,東に中国,北にキルギス,西にウズベキスタンと国境を接する
- 面積 :
- 約14万3000平方キロメートル(日本の約4割)
- 人口 :
- 870万人(2016年統計)
- 首都 :
- ドゥシャンベ
- 言語 :
- タジク語,ロシア語
- 通貨 :
- ソモニ
- チャンウォンナラード・カンパシッツさん
- Chanvongnaraz Khampasith
- 情報処理科 情報処理コース 2016年4月入学
- ラオス人民民主共和国
- KCGの教育実績を実感
- 高校の修学旅行で2週間,新潟を訪問し,文化交流イベントへの参加や,2日間のホームステイを体験し,日本の文化や教育制度の素晴らしさに感動しました。日本人はみな優しく,マナーが良いのが印象的でした。それ以来,将来は日本へ留学すると心に決めていたのです。テクノロジーは人々を豊かにします。ITを勉強して社会のために役立ちたいという思いも重なり,日本の文部科学省の紹介でKCGに入学しました。KCGは日本最初のコンピュータ教育機関でIT教育の歴史があり,実績もあります。良い学校に進めたと思っています。
- 来日前,コンピュータの勉強をした経験がなく不安だったのですが,KCGの先生たちは分かりやすく,丁寧に教えてくれます。クラスに留学生は少ないのですが,少し難しい日本語が出てくると,必ず私たち留学生に「分かる?」と声を掛けてくれ,分からなければ親切に教えてくれます。このような授業を受けているうち,あっという間にプログラミングが好きになりました。生活面では,さすがに最初のうちは言葉が通じず,日本人は英語も苦手なようなので苦労しましたね。物価はラオスの2~3倍です。先輩に助けてもらいながら,徐々に慣れていきました。京都はお寺が多く,ラオスに似ていて気にいっています。ラオスにも日本料理店はありましたが,本場の寿司,ラーメンは格別ですね。日本に来て初めて食べた,うどんやたこ焼きも好きになりました。でも納豆はどうしても無理です。
- 将来は日本の大学院まで進み,日本のIT関連会社に就職してプログラミングを続けていきたいです。世界中の人々の暮らしを便利にするような仕事をしていきたいです。
- 首都・ビエンチャン出身です。日本から飛行機で,韓国もしくはタイ,中国,ベトナムのいずれかの空港乗り継ぎで8時間ほどかかります。長い夏と雨季しか季節はありません。自然豊かな国です。
■ラオス人民民主共和国
東南アジアのインドシナ半島に位置。内陸国で国土の70%は高原や山岳地帯
- 面積 :
- 24万平方キロメートル(日本の約3分の2)
- 人口 :
- 約650万人(2015年統計)
- 首都 :
- ビエンチャン
- 言語 :
- ラオス語
- 通貨 :
- キープ
- フランシス・ダニエル・カデール・オリバレスさん
- Francis Daniel Cader Olivares
- 情報処理科 情報処理コース 2016年4月入学
- エルサルバドル共和国
- 科目選択制は自分のキャリアを組み立てられる
- 第二次世界大戦の敗戦国・日本が戦後,日本人自らの手で驚異的に復興・発展を果たしたことを知り,いったいどんな国なのだろう,と興味を持っていました。さらにゲームなら任天堂やSEGA,カプコンなど非常に優れた技術を誇る企業が多く,ラテンアメリカにも進出しています。ぜひ訪れて勉強したいと思い,エルサルバドル日本大使館に勤める母親の友人に問い合わせたところ,国費留学生のチャンスをもらいました。コンピュータの勉強を希望したので,KCGに入学することになりました。
- KCGで絶対的に良いのは科目選択制であること。自分のキャリアを自分で組み立てられます。私は情報処理コースですが,興味があるCPUやウェブプログラミングなどの授業を受けることができます。先生たちは丁寧に指導してくださいますしね。他のIT系の学校に通う留学生の友人は,学校が決めた枠通りのカリキュラムしか選択肢がなく,ストレスすら感じているようです。日本に来て,京都のほか北海道や九州,東京などいろいろな場所に旅しましたが,戦争(敗戦)の跡が全く見られないのには驚きました。交通機関は発展し,コンビニでは公共料金の支払いが可能なことはもちろん,どの銀行のカードでも利用できるATMがある。このような設備は母国や米国には存在しません。「食べ放題,飲み放題」の飲食店も日本独特ですね。ついつい食べ過ぎてしまいます。とても平和な国だと実感しています。一方で,日本の若い人は戦争のことを知ってはいるものの,無関心なのにもビックリですね。
- 日本語はとてもユニークな言語です。書くことと話すことは全く別。この言語をしっかり身につけ,さらに他の言語をマスターして,観光関連の多言語ウェブサイトを作る仕事に就きたいです。2020年東京オリンピックでは,母国のお手伝いをしたいですね。
- 日本からはロサンゼルス経由で私が住む首都サンサルバドルまで約18時間。とても小さな国で,美しいビーチが有名です。トウモロコシや豆,牛肉を材料にしたとても美味しい料理がたくさんありますよ。明るい国民性として世界上位にランクされます。
■エルサルバドル共和国
中央アメリカ中部に位置。北西のグアテマラ,北東にホンジュラスと国境を接する
- 面積 :
- 約2万平方キロメートル(九州の約半分)
- 人口 :
- 約630万人(2016年統計)
- 首都 :
- サンサルバドル
- 言語 :
- スペイン語
- 通貨 :
- 米ドル
- ナランホ・ベハラン・カルロスさん
- Naranjo Bejarano Carlos
- ゲーム開発基礎科 2016年4月入学
- スペイン王国
- 南米相手のコンテンツ事業に携わりたい
- 日本の最先端テクノロジーに憧れていました。「ポケモン」などのゲームは楽しく,技術的にも世界に類を見ないのではないでしょうか。また,母国にあった「スペイン日本学会」に入り,日本の文化や言葉についても学んできました。日本でゲームについて学べることは,この上ない幸せです。
- KCGは知名度が高いですね。イベントや学会などに参加すると「長谷川亘さん(KCG統括理事長)の学校に通っているんだね」とよく言われます。KCGはコンピュータ,ソフトウェアなど最先端の設備が整っているのも学ぶ環境としては最高です。科目選択制なのでゲーム以外のジャンルについても学ぶ機会がありますしね。いろいろな資格取得にも挑戦しやすいです。ITパスポート,セキュリティマネジメントには合格,いまは基本情報技術者試験の結果待ちです。日本は美しい国なので,生活は快適です。寿司やとんかつ,てんぷらは大好物,ただ餡子や羊羹は無理です。
- 日本にあるコンテンツ系大手企業への入社を目指しています。私はラテンアメリカの市場に興味を持っています。人口規模は大きく,これからどんどんコンテンツ系の市場が広がっていくと思います。ITを含め日本企業の進出も増えていますね。私は日本語とスペイン語ができるので,ITの知識を身につけて,企業で南米事業に携わりたいと希望しています。
- スペインは観光客数が世界一。日本の4倍ほどが訪れます。私はセビリア出身,イベリコ豚の本場で,1992年には万国博覧会が開かれました。マドリッドから新幹線で南へ2時間半ほどのところで,日本からですと移動には1日みておかないといけないですね。支倉常長が訪れた地で,私が日本語学校に通っていたとき,セビリアの関係者が,常長ゆかりの岩手,宮城,福島を訪問した際に同行して通訳を務めました。
■スペイン王国
ヨーロッパ南部のイベリア半島に位置。西にポルトガル,北東にフランス,アンドラなどと国境を接する。
- 面積 :
- 約50万平方キロメートル(日本の約1.3倍)
- 人口 :
- 約4600万人(2016年統計)
- 首都 :
- マドリード
- 言語 :
- スペイン(カスティージャ)語など
- 通貨 :
- ユーロ
- キム・ヘランさん
- Kim Hae Rang
- 情報処理科 情報処理コース 2017年4月入学
- 大韓民国
- プログラミングを深く学ぶ
- 出身の辰星女子高等学校がKCGと提携していることもあり,先輩が留学するなど身近な存在でした。コンピュータなど設備が整い,専門的な教育を受けることができることも知っていました。日本には家族旅行やホームスティで数回訪れたことがあります。また,「HUNTER×HUNTER」など日本のストーリー系のゲームが大好きで,ゲームプログラミングについて学びたいと思い,大阪の日本語学校を経て,国費留学生制度を使ってKCGに入学しました。
- 高校時代にアプリを使った経験はあったのですが,KCGの授業ではプログラミングをとても詳しく,深く学ぶことができます。アルゴリズムの授業が大好きです。さまざまな言語を比較して勉強できます。さらに,コンピュータ系の学校なのに一般教養があるのには驚きました。さまざまなことを学ぶ良い機会になっています。日本にはいろいろな国からの留学生がたくさんいて,友達がたくさんできました。アニメで見ていた日本の文化である祭りなどを直接体験でき,楽しいです。また京都は大都市なのに,高い建物が少ないです。景観条例のことを聞き,街並みを保持する素晴らしい取り組みだと思いました。ただ,夏の蒸し暑さは厳しいです。日本料理で大好きなのは焼き鳥。回転寿司にも友達とよく行きます。
- 日本のゲーム会社でプログラマとして働くのが夢です。自分の創造力でゲームを作り,世界中の人に楽しんでもらう,そんな作品ができたら幸せです。
- 済州島出身です。自然が美しく,韓国で一番高い山があるほか,オルムという小高い山や丘が260もある特有の景観がある観光地です。山菜や麺類が美味しいです。住んでいたころには気づきませんでしたが,一度離れて,帰国してみて故郷の良さを再発見しました。
■大韓民国
朝鮮半島南部に位置
- 面積 :
- 約10万平方キロメートル(日本の約4分の1)
- 人口 :
- 約5100万人(2015年統計)
- 首都 :
- ソウル
- 言語 :
- 韓国語
- 通貨 :
- ウォン
- ジョーンズ・チアキ・ミサエさん
- Jones Chiaki Misae
- アート・デザイン基礎科 マンガ・アニメコース 2017年4月入学
- アメリカ合衆国
- 3DCGの授業や特別講義が楽しい
- ハワイ・オアフ島から来ました。母親が日本人,沖縄出身です。ですので日本人や日系人と接する機会が多かったのですが,子どものころはなぜか日本語を学ぼうとは思いませんでした。でもアニメが私の日本の見方を一変させました。「ワンピース」や「東京喰種 トーキョーグール」はアニメーションの技術が高く,ストーリーにも引き寄せられます。日本でアニメを学ぼうと決め,国費留学生として応募しました。日本語とアニメの両方をしっかり学べる学校としてKCGを選びました。
- KCGでの授業は楽しいですね。マンガ・アニメコースに所属していますが,関連するあらゆる知識を得ることができます。先生方は質問するととても熱心に答えてくれます。3DCGや特別講義は特に楽しいですね。特別講義では,いろいろな仕事に就かれている方の,いろいろな意見を聞くことができます。日本での生活は交通機関が発達しているから便利で,いろいろなところに簡単に行けますね。毎日冒険に出掛けたいほどです。ハワイではこのような移動の手軽さは考えられない。実は私,オアフ島以外のハワイの島には行ったことがないのですよ。京都もステキなところですね。休み時間,友達と鴨川の川辺でのんびりするのが好きです。日本食は以前から親しみがありますが,餃子とマグロの寿司が大好物です。
- 日本で3DCGクリエイターかアニメーターになるのが夢です。日本のいろいろな資格を取るのも目標ですね。でもいまの日本語能力やIT知識ではとても無理。KCGでしっかり勉強します。
- 説明するまでもないかもしれませんが,青い海とマリンスポーツ,豊富な自然を誇る観光地で,日本をはじめ世界各国の方々が一年を通じて訪れます。
■アメリカ合衆国
北アメリカの中央に位置。50の州および連邦区から成る
- 面積 :
- 約960万平方キロメートル(日本の約25倍)
- 人口 :
- 約3億2000万人(2016年統計)
- 首都 :
- ワシントンD.C.
- 言語 :
- 英語
- 通貨 :
- 米ドル
- ラランブザツブ・ナリアンザ・ブルルニアイナさん
- Ralambozatovo Narianja Vololoniaina
- アート・デザイン基礎科 アート・デザイン基礎コース 2017年4月入学
- マダガスカル共和国
- 日本語と映像技術を身につけたい
- 子どものころから母国とは全く違う文化を持った日本にとても興味があり,マダガスカルの大学で学んだ映像や写真について,より深く勉強したいと思っていました。日本の文部科学省に問い合わせたところ,「まず日本語を学んでから専門学校に行けば思いがかなえられる」とアドバイスされ,大阪の日本語学校を経て,文部科学省が勧めてくれたKCGに入学しました。
- KCGで学べて本当に良かったと感じています。授業では基礎からしっかり教えてくれますし,先生や学生がみな親切。休み時間でも気軽に声を掛けてくれます。日本に来たばかりのときは,確かに戸惑いばかりでした。家では靴を脱ぐ習慣,高い物価,張り巡らされた交通機関,勤勉さ…。挙げればキリがないほどですが,食事の味付けが比較的,マダガスカルと似ていたので良かったです。これまで生魚は食べたことがなかったのですが,最高ですね。寿司,それに焼肉,お好み焼きが大好物です。日本は本当に美味しいものが多い。いまは京都に住み,休みの日は神社・仏閣巡りを楽しんでいます。訪れると,とても心が落ち着きます。
- 夢は日本の文化を,マダガスカルや世界中の国々に映像で伝える仕事をすることです。日本のTV関係の仕事にも興味がありますね。それらを実現するには,日本語や映像の技術を,もっともっと身につける必要があると思っています。大好きな日本・日本人と,母国との懸け橋のような存在になりたいです。
- 首都のアンタナナリボ出身です。日本からはフランス経由で20時間ほどかかります。気候は日本よりかなり暑く,季節は夏と冬しかありません。緑豊かな国で,文化を大切にしているところは日本と似ています。私の大切な故郷です。
■マダガスカル共和国
アフリカ大陸の南東海岸部から沖へ約400キロメートル離れた西インド洋にある島国
- 面積 :
- 約58万平方キロメートル(日本の約1.6倍)
- 人口 :
- 2500万人(2016年統計)
- 首都 :
- アンタナナリボ
- 言語 :
- マダガスカル語,フランス語
- 通貨 :
- アリアリ