2013年6月6日〜7日,パプアニューギニア独立国から2週間のJICA(独立行政法人国際協力機構)研修「メディアを活用した遠隔教育普及・組織強化プロジェクト-教育メディア・ICTを活用した遠隔教育による教育の質と量の改善の推進研修」の一環として,教育省高官ら8名の研修員がKCG京都駅前校に来校した。
一行は,KCGで過去に使用していたコンピュータ機器を保存・管理しているKCG資料館や京都駅前校の教育設備を見学。その後1日半にわたり,KCGの学習システムKING-LMSを利用し,Polycomシステムを使ったKCGI百万遍キャンパスとの遠隔教育を体験した。
パプアニューギニアでは現在,テレビを使った遠隔教育が行われているが,近い将来,ICTを用いた遠隔教育を導入することが検討されている。パプアニューギニアのすべての教育機関にインターネット回線が引かれるまでにはまだ時間がかかると思われるが,教育行政に携わる今回の研修員が,KCGの教育システムをモデルにICTを用いた遠隔教育を本格導入する日も遠い未来ではないだろう。