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Accumu ニュースこの1年「KCG365」

第一人者を招き「救急災害医療」の特別講義を実施

KCG応用情報学科医療情報コース医療事務学科の学生が受講する「医学医療総論」「臨床医学概論」の講義の一環として6月1日日本の救急医学集中治療医学分野の第一人者である志馬伸朗(しめのぶあき)先生による「救急災害医療」の特別講義を本学院で実施した

志馬先生は日本の救急医学集中治療医学分野の第一人者であり京都府立大学附属病院国立京都医療センターにて救急集中医療分野の専門医として活躍され現在広島大学大学院救急集中治療医学教授かつ広島大学病院高度救命救急センター長を務めている

講義は過去にテレビ放映された医療ドラマの紹介から始まり救命救急領域がER(救急医療)ICU(集中治療)DMAT(災害医療)病院前治療の領域に分類されること救命医の仕事救命救急センターと高度救命救急センターの違いなどをビデオやスライドを交えて丁寧に分かりやすく説明されたまた救命の連鎖(通報 → 一次救命処置 → 二次救命処置と治療)では第一発見者による一次救命処置(胸骨圧迫とAED使用)が最も重要であることを力説され医療従事者でなくても一次救命処置(胸骨圧迫とAED使用)ができるようになる必要性を再認識した最後に日本の救急医療の現状と問題について説明され今後の日本の救急医療制度(特に終末期救命医療)は国民全員で考えて対応していく必要があるとの問題提起がなされた

救急医療という私たちとっても身近で興味深い講義とあって学生たちも真剣に聴き入っていた