2002年7月に,海外コンピュータ教育支援活動の一環として,スリランカの経済改革科学技術省に,パソコン20台とプリンタを寄贈しました。スリランカへの寄贈は,今回で3回を数えます。
9月9日にはスリランカの仏教の男子学校,Ananda Collegeで式典が行われ,感謝の意を表してKCGに盾が贈られました。Ananda Collegeはコンピュータ教育に力を入れており,コンピュータラボでは前回寄贈したパソコンが小学生のプログラミングの授業にも使われていました。
10月には,Sri Dharmarama基金設立のコンピュータセンターがオープンし,今回寄贈したコンピュータが設置されました。このコンピュータセンターでは,現地のボランティアが恵まれない子供たちにコンピュータ教育を行います。今回の寄贈により,貧困のため学校に行けない子供たちにもコンピュータ教育を受ける機会が与えられます。
中国北京市にある国家図書館内に,KCG北京オフィスを開設しました。
国家図書館は,日本の「国会図書館」にあたり,アジアでNo1,世界第二位の規模の図書館(第一位はワシントンD.C.)です。
2002年3月末に,中国政府から正式に認可を受け,2002年5月,開設の式典が行われました。漸増する中国からの留学生の皆さんのために,今後の中国のIT化に寄与するために,KCG北京オフィスは稼働します。
ドイツの企業や民間団体のIT(情報技術)教育訓練指導者の視察団が,2002年11月25日,京都駅前校を見学しました。(教育機関としては,東京大学大学院と京都コンピュータ学院の2校のみ)。
視察団は,日独政府が進める職業教育指導者の交流事業の一環として,ダイムラークライスラーなどドイツを代表する企業の人材開発担当者15名で構成され,日本のIT関連企業や教育機関の現状を視察しました。
ネットワークやコンピュータグラフィックスの授業を見学し,授業でのインターネット活用などについて説明を受けました。「カリキュラムで芸術を重視しているのがユニーク」と関心を寄せ,「志望の企業は?」など学生たちに質問していました。
これまでのロチェスター工科大学(RIT)大学院修士課程留学コースに加えて,学部に編入を目指すコースとして「情報処理科RIT留学コース」「メディア工学科RIT留学コース」が新たに設置されました。これは,高校卒業後,本学院に入学した学生にRIT学部三年次相当への編入の道を開くものです。両コースの開講科目の多くはRITで単位認定される科目であり,両コースの卒業者は,RITの行う審査にパスすればRITに編入ができます。