KCGIと韓国済州道の国立済州大学校は9月25日,双方の学生が授業をイターネットで受講できる日韓サイバーキャンパス構築についての合意書を締結,調印した。11月6日には初の遠隔講義が実現し,まずKCGI側から高弘昇教授が「インターネットビジネスストラテジーとマーケティング」の講義を行った。
9月25日に国立済州大で調印式があり,国立済州大の高忠錫総長と,長谷川亘理事・教授ら両大学の関係者が出席した。併せて遠隔講義システムを用いた通信実験に関する実務レベルの覚書についても調印し,サイバーキャンパス構築に向けて,両大学間で通信品質のチェックや,授業交換のフレームワークづくりなどについて検討していくことになった。
両校は2006年9月,IT分野の教育・研究や相互の人的交流などを目的とした学術交流協定を締結した。また2007年11月には,社団法人済州IT協会(韓国),全国地域情報産業団体連合会(日本)を加えた4者で両国における人材育成および交流促進のためのICT事業推進協力による覚書を締結。同年より,済州道内の大学生を対象に日本企業説明会を地元行政の協力を得て開催している。日韓サイバーキャンパス実現で,両大学の教育・研究部門の交流が一層進むことが期待される。