名称 | 京都情報大学院大学 The Kyoto College of Graduate Studies Informatics |
設置主体 | 学校法人京都情報学園 |
所在地 | 京都市左京区田中門前町7番地 |
研究科 | 応用情報技術科 |
専攻 | ウェブビジネス技術専攻 |
修了単位 | 44単位 |
入学定員 | 80名(総定員160名) |
修学年限 | 標準2年間,1年の短期修了も可能 |
学位 | 情報技術修士(専門職) Master Of Science in Information Technology (M.S. in IT) |
※本学に関する情報はhttp://www.kcg.edu/にて公開しています。
従来の大学・大学院においては,IT活用教育,すなわち「ITをどのようにビジネスに活用するべきか」という教育はほとんど行われてきませんでした。一業務あるいは一部門についてのIT活用教育が行われることはあっても,業務統合,部門統合あるいは企業全体に関わるIT活用教育は全く不可能といえる状況でした。
本学では,高度なIT専門家育成のための本格的なIT活用教育を実施するために,大手企業のCIO経験者など実務系教員を多数登用するとともに,教育用のツールとして本格的なERP(ERPパッケージ・ソフトウェア)を導入して,実践的な学習・研究環境を実現しています。
ERP(要員・設備・資材・資金・情報など企業における全ての経営資源を効率的に計画・管理するマネジメントシステム)は,最新のITをベースに,グローバル企業の多くのビジネスプロセスを標準機能として備えています。ERPの活用によって,企業全体での情報の共有化と問題解決の支援が可能です。初期のERPの導入企業は製造メーカーが中心でしたが,最近では流通業,商社,電気ガス事業,そして大学にまで広がっています。
RPには企業の規模に応じて様々なものがありますが,本学では,世界的に最も導入例が多く,日本でも50%のマーケットシェアを獲得している独SAP社のR/3を教育用として導入しています。SAPは多くの機能をサポートするだけでなく,パラメータの変更により新しいビジネスプロセスが容易に実現可能であるため,業務改革の大きな支援ツールとなります。またSAPは本来のERP機能に加えてCRM,SCM,DWHの機能も備えており,本学ウェブビジネス技術専攻の選択必修科目であるキャリア強化科目の全てにおいて活用できます。
キャリア強化科目において,このSAPシステムを活用し,ERP,CRM,SCM,DWHのプロジェクトを経験することで,企業の即戦力となり得るIT専門家としての知識と技術が身につけられます。これらのプロジェクトでは,ERPによる業務の統合化,CRMによる販売促進,SCMによるリードタイム短縮と在庫削減,DWHによる経営分析と知識管理を体験するとともに,プロジェクトマネジメントの手法も修得します。
(SAPジャパン株式会社 http://www.sap.co.jp/)