京都情報大学院大学教授で,知的財産権法分野における世界的な権威である仙元隆一郎先生=同志社大学名誉教授・弁護士=が2014年4月5日,逝去されました。81歳でした。
仙元先生は,京都大学法学部卒業後,日本の工業所有権法研究のパイオニアとして研究・教育活動に邁進され,同志社大学法学部教授,日本工業所有権法学会常任理事等の要職を務め,多大な業績を残されました。また国際的にも活躍され,WIPO(世界知的所有権機関)仲裁人やパリ大学附属無体財産権研究所客員研究員なども歴任されました。
同志社大学で教鞭をとるかたわら,京都コンピュータ学院においても毎年,知的財産権の特別講義をされるなど,本学における知財教育の礎を築かれました。
京都情報大学院大学開学時に教授に着任,以来,「知的財産権法」の講義を担当され,情熱的で知的好奇心に満ちたその名講義は,多くの学生に影響を与えました。
本学の発展に多大なる寄与をいただいたことに,心よりお礼申しあげるとともに,安らかなご永眠をお祈りいたします。