トップ » Vol.22-23
Accumu Vol.22-23

Accumu Vol.22-23

  KCGグループ創立50周年 京都コンピュータ学院(KCG)創立50周年,京都情報大学院大学(KCGI)創立10周年の記念式典と講演会,および祝賀会が2013年6月1日,京都市左京区の国立京都国際会館で盛大に開催された。産官学関係者や校友,在学生ら国内外からの約2000人が会場を埋めつくし,半世紀にわたるKCGグループの歩みを振り返るとともに,次なる50年に向け,これまで以上にIT教育の最先端を担っていく決意を新たにした。
  初代学院長の思い出 長谷川 靖子 7月2日は,京都コンピュータ学院創立者 長谷川繁雄の命日にあたる閑堂忌です。特に本年は,創立50周年の記念の年です。そこで本日は,「京都コンピュータ学院50年の発展を支えたもの」というテーマで,学院建学時およびその後の学院の発展の中で,創立者の精神・思想がどのように発揚され,結実されていったかということを,教育的意義の観点でお話しいたします。
  京都自動車専門学校がKCGグループに 京都コンピュータ学院などで構成するKCGグループは,四半世紀にわたって自動車整備士を養成・輩出してきた京都で最も伝統がある京都自動車専門学校を吸収合併した。同校の設置者を学校法人京都コンピュータ学園に変更する手続きが全て終了し,2014年7月1日付で京都自動車専門学校の設置者だった学校法人京都工業総合学園の清算が結了。同法人は解散した。
  京都マンガ・アニメ学会を設立 京都コンピュータ学院と京都情報大学院大学(KCGグループ)が中心となって設立の準備を進めてきた「京都マンガ・アニメ学会(Kyoto Association for Mangaand Anime Studies)」が2013年9月7日,産声を上げた。京都市勧業館(みやこめっせ)で開かれた「京都国際マンガ・アニメフェア(京まふ)2013」(同実行委員会・京都市主催,京都コンピュータ学院・京都情報大学院大学など共催)の関連イベントとしてこの日,設立式典を開催し,KCGグループの長谷川亘統括理事長が学会設立を高らかに宣言した。同学会は,マンガ・アニメにかかわる企業,教育機関,クリエイター,研究者のみならず,中・高校生を含めた一般のファンでも入会できるのが特徴で,国際的な日本のマンガ・アニメ人材ネットワークづくりを目指して活動を開始した。
  「京都国際マンガ・アニメフェア(京まふ)」共催 京都コンピュータ学院・京都情報大学院大学(KCGグループ)が共催する「京都国際マンガ・アニメフェア(京まふ)2013」(同実行委員会・京都市主催)が9月7日(土),8日(日)の両日,京都市勧業館(みやこめっせ)で開かれた。各種イベントが開催されたほか,出展ゾーン,キャラ食ゾーン,物販ゾーン,商談ゾーンなどが設けられ,全国各地から訪れたマンガ・アニメファンが長い列を作った。共催したKCGグループは,「京都マンガ・アニメ学会」の設立式典,記念フォーラム(7日)などの関連イベントを開催し,盛り上げに一役買った。
  ジャパンエキスポに参加して 渡辺 昭義 2014年7月2日から6日までフランスのパリ郊外で開催されたジャパンエキスポ・パリと,8月22日から24日までアメリカ・カリフォルニア州のサンマテオで開催されたジャパンエキスポUSAに参加してきました。その内容と現地で見聞したことを報告します。
  「初音ミク」の生みの親・伊藤博之氏がKCGI教授に 「未来からきた初めての音」が名前の由来というバーチャルアイドルは,歌詞とメロディをパソコンに入力すると,合成音声で歌ってくれる。国内のみならず海外でもライブコンサートが開催され,大勢のファンの心を揺さぶる。この大ブレイクを巻き起こした音声合成ソフトウェア「初音ミク」の生みの親,クリプトン・フューチャー・メディア株式会社(本社・北海道札幌市中央区)代表取締役の伊藤博之氏が京都情報大学院大学の教授に就任した。
  IT声優コース&マンガ・アニメコース新設 京都コンピュータ学院(KCG)は,音声処理技術を身につけた声優を育成する「IT声優コース」を,2014年4月コンピュータサイエンス学系の情報処理科(全日制2年)に設置した。そして2015年4月,コンピュータサイエンス学系の情報科学科,メディア情報学科,情報処理科に「マンガ・アニメコース」を新設する。
  古を語る星ぼし⑤ 客星現る! 作花 一志 お正月のかるた取りというより冬休みの宿題としてなじみの深い『百人一首』は古くから親しまれています。この100首の和歌を選んだ藤原定家(1162〜1241年)は平安時代末期から鎌倉時代初期の歌人で,『新古今和歌集』の選者であり,『源氏物語』や『土佐日記』の研究者として有名です。その彼が,実は天文学に大きな貢献をしています。
  天文シンポジウム「歓迎 アイソン彗星」 作花 一志 「来年の秋にヘール・ボップ彗星並みの大彗星がやって来る,近日点通過前後には満月くらいに明るくなるらしい。」金環日食の興奮から覚めたころ,こんな情報に接した。この彗星は2012年9月に発見され,アイソン彗星と名づけられ,2013年11月29日に太陽に最も近づくことがわかった。その時,太陽までの距離はわずか190万km,太陽の直径は110万kmだから太陽上空をかすめるわけだ。
  「.kyoto」いよいよ2015年から運用開始 京都情報大学院大学(KCGI)は,京都府より唯一の支持を得て,2012年4月,地理的名称トップレベルドメイン(以下,地名TLD)「.kyoto」の管理運営事業者として,ICANNに申請した。2013年7月,ICANNより,本学が「.kyoto」の管理運営事業者としての審査を通過した旨の通知があった。ICANNと本学との間でドメインの運用に関する権限委譲ならびに契約の締結を行い,いよいよ2015年から運用を開始する。
  「MUΣA」コンサート by Nitza kcɡ.eduグループの創立50周年記念CDアルバム「MUΣA」の発表と京都情報大学院大学が管理運営事業者(レジストリ)を務める「.kyoto」の運用開始を記念したコンサートが,2014年10月10日に開催された。
  やさしそうに見える電話番号の難しさ 総務大臣賞を受賞して 藤原 塩和 2013年(平成25年)6月,TTC(一般社団法人情報通信技術委員会:わが国の情報通信ネットワークに係わる標準化と普及を目的としている)が主管する情報通信技術賞総務大臣賞をいただきました。受賞理由としては,電話番号の標準化および普及に貢献したということですが,実際には,標準化活動そのものには参加しておらず,番号方式の策定やその導入,具体的には,携帯電話に関する番号容量の拡大に必要な柔軟課金方式,携帯電話番号の11桁化,緊急通信の接続方針等の提案等を実施してきたことが評価されたものと思っています。電話番号がそれほどのものなのか疑問に感じられる方も多いと思い,これを機会に電話番号についての理解を深めていただくために,電話番号の扱いの難しさを体験してきたことを,思い出も含めながら説明したいと思います。
  ANIA会長に本学の長谷川統括理事長が就任 一般社団法人全国地域情報産業団体連合会(ANIA)の2013年度理事会と総会において,京都情報大学院大学(KCGI)・京都コンピュータ学院(KCG)の長谷川亘統括理事長が会長に選任されました。
  「カワサキZの源流と軌跡」発刊 世界を席巻し,誕生して40年以上を経た今も大きな人気を博するオートバイ「KawasakiZ1」の開発について当時の担当者たちが振り返る『カワサキZの源流と軌跡』が2013年7月に発刊され,京都コンピュータ学院・京都情報大学院大学の長谷川亘統括理事長のコラム「世界標準となった日本の工業製品,Z1」が掲載された。ファンの一人として「Z」の開発の推移を客観的に見つめ,日本の高度な技術力を代表するオートバイと評価したうえで,未来の技術開発への道しるべになると訴えている。
  漢詩「新年作」 石田 勝則 「新年作」
  漢詩「詠大覚寺観月祭」 石田 勝則 「詠大覚寺観月祭」
  KCGチームがマイクロソフト学生ITコンテスト Imagine Cup 日本大会で優勝! 江見 圭司 Imaɡine Cupは,マイクロソフト社を創立したビル・ゲイツ氏の発案で2003年に始まった学生向けのITコンテストで,国際競争力のあるIT人材育成を目的としています。2013年大会には180を超える国と地域から40万人以上が参加しました。
  京都情報大学院大学初代学長 萩原 宏先生が永眠 学校葬・追悼式を挙行 京都情報大学院大学(KCGI)初代学長で,コンピュータ開発や,電子回路,情報理論,通信方式研究における世界的だった,萩原宏(はぎはら・ひろし)先生=京都情報大学院大学名誉学長,京都大学名誉教授=が2014年1月8日午後7時半,87歳でその生涯を閉じられた。日本のコンピュータ界のパイオニアとして,高速計算機「TOSBAC-3400」(京都コンピュータ学院=KCG所蔵,情報処理技術遺産認定機器)を開発するなど多大な貢献をされたほか,京都情報大学院大学の開学,発展に多大なるご寄与をいただいた。謹んで哀悼の意を表します。
  宇田敏彦先生 追悼 京都コンピュータ学院教職員の宇田敏彦先生が,2013年6月10日,病気のためお亡くなりになりました。
  仙元隆一郎先生 追悼 京都情報大学院大学教授で,知的財産権法分野における世界的な権威である仙元隆一郎先生=同志社大学名誉教授・弁護士=が2014年4月5日,逝去されました。
  植原啓之先生 追悼 元学校法人京都コンピュータ学園理事,元京都コンピュータ学院洛北校校長の植原啓之先生が2014年11月26日,逝去されました。
  KCG365 2013 - 2014 KCGで2013年から2014年に開催されたイベントやニュースなどを紹介
  アキューム22号-23号(2015年発行)掲載広告