日本最初のIT専門職大学院 京都情報大学院大学(KCGI)は2012年10月,東京サテライトを開設し,首都圏でのIT応用分野のトップリーダー育成に向けた教育を開始した。入学説明会を随時開催し,社会人を含め,文系・理系の出身を問わず幅広い分野から学生募集を展開している。
東京サテライトは,東京都港区元麻布3丁目1−35 c-MA3 A棟4階 株式会社ヒトメディア内に置く(東京メトロ日比谷線 六本木駅より徒歩8分,都営地下鉄大江戸線 六本木駅より徒歩10分)。IT産業の新しい集積地である六本木ヒルズに程近い。ヒトメディア代表取締役社長である森田正康・本学教授は現在,複数の上場企業や特定非営利活動法人などの役員,アドバイザーを務め,今後もさらなるITビジネス産業にかかわる専門的な人材の育成に注力していく。森田教授は2004年より,「ITビジネス交渉学」「アントレプレナーシップとビジネスモデル」の2つの講義を担当している。
東京サテライトでは,現地での対面講義のほか,KCGグループ独自の最新のeラーニングシステムを用い,KCGI京都本校(京都市左京区田中門前町7)や京都駅前サテライト(京都市南区西九条寺ノ前町10‐5),札幌サテライト(札幌市中央区大通西5丁目11番地)を結んだリアルタイムな講義を実施する。録画した講義のコンテンツはサーバに保存され,学生はインターネットを介して,いつでもどこでも学習できる。また,講義は平日の夜と土曜日にも設定するので,社会人は働きながら学ぶことも可能だ。
KCGIが京都以外にサテライトを開設するのは,2012年4月の札幌サテライトに次ぎ2カ所目。
KCGIは2004年4月に開学以来,情報系・経営系2つの専門領域にわたるIT分野の技術教育を展開し,修了者にはIT応用分野における国内最高学位(ターミナルディグリー=それより上はない学位)である情報技術修士(専門職)を授与している。
KCGIでの私の使命は,大学院生の皆さんに東京サテライトのカリキュラムを通じて実際のビジネスで求められているマネジメントスキルやコミュニケーションスキル,スタートアップスキルなどを指導し,将来,国内だけに限らず,グローバルにマネジメントプロフェッショナルやベンチャー企業の経営者として羽ばたける人材を育成することです。
2012年10月に京都情報大学院大学(KCGI)が東京サテライトを開設したこと,2013年にKCGグループが創立50周年を迎えることを記念し,2012年12月1日,東京都港区の東京プリンスホテルで記念講演会が開かれ,校友など多くの参加者が集まった。3人の講師の方々のお話をダイジェストでお届けしたい。
(創立50周年記念講演会を兼ねる)◆2012年12月1日:東京プリンスホテル◆