KCGとKCGI が京都市などと共催したマンガとアニメの祭典,京都国際マンガ・アニメフェア2012(京まふ)が2012年9月21日−23日,京都市左京区の京都市勧業館(みやこめっせ)を中心に開かれた。京まふは西日本最大のマンガ・アニメの見本市。出版社・アニメ制作会社・映像メーカー・放送局などが展示を行うほか,多彩なステージイベントが繰り広げられた。会場はマンガとアニメのファンで文字通りあふれかえった。KCG とKCGI のブースにも多くの方々が立ち寄った。
また,京都市中京区の京都国際マンガミュージアムでは京まふの企画として,武田康廣 KCGI 教授が取締役アニメーション製作本部長を務める株式会社 ガイナックスの特別展「ガイナックス流アニメ作法~人の群れがアニメを創る!~」が開かれた。9月22日にはそのオープニングイベントとしてトークセッション「~ガイナックス流アニメ作法を語る~」が行われ,武田教授も参加。ガイナックスの草創期や注目を集める作品の裏話などを語った。武田教授とガイナックスの仲間たちの愉快な話に,会場を埋めたガイナックス・ファンたちは爆笑の連続だった。
特別展はガイナックスのスタジオでアニメの企画が立てられ,原画が描かれるなど作品作りが進行していく様子を,東京のガイナックスから運び込んだ机やホワイトボードなどの設備類と,ガイナックスの関係者を描いたほぼ等身大の板絵で再現したもの。板絵はすべてガイナックスのプロデューサー赤井孝美さんが自ら描いた作品で,武田教授も企画が生まれる場面など数カ所に登場していた。