トップ » Vol.22-23 » 京都マンガ・アニメ学会を設立

Accumu Vol.22-23

京都マンガ・アニメ学会を設立

京都マンガ・アニメ学会を設立 KCGグループ主導,記念フォーラムを開催

京都コンピュータ学院と京都情報大学院大学(KCGグループ)が中心となって設立の準備を進めてきた「京都マンガ・アニメ学会(Kyoto Association for Mangaand Anime Studies)」が2013年9月7日,産声を上げた。京都市勧業館(みやこめっせ)で開かれた「京都国際マンガ・アニメフェア(京まふ)2013」(同実行委員会・京都市主催,京都コンピュータ学院・京都情報大学院大学など共催)の関連イベントとしてこの日,設立式典を開催し,KCGグループの長谷川亘統括理事長が学会設立を高らかに宣言した。同学会は,マンガ・アニメにかかわる企業,教育機関,クリエイター,研究者のみならず,中・高校生を含めた一般のファンでも入会できるのが特徴で,国際的な日本のマンガ・アニメ人材ネットワークづくりを目指して活動を開始した。

京都マンガ・アニメ学会

設立記念式典で長谷川統括理事長は,日本のマンガ・アニメが国を代表する文化の一つとして世界的に認知されている点や,ITの進化・発展がマンガ・アニメの世界に革命的な変化をもたらした点を踏まえたうえで,日本のマンガ・アニメをコンテンツ産業として今後さらに成長させていく必要性があると強調。具体的な取り組みとして▽教育の要素を含めた各種イベントの開催▽マーケティング分野の追求―などを挙げ「日本の文化の中心であるこの京都の地を拠点に,世界をリードする日本マンガ・アニメのアカデミックな研究およびビジネス的な実践を展開していきたいと考えています。多方面からご参加を」と入会と学会活動への理解・支援を呼び掛けた。

続いて来賓の門川大作京都市長が「歴史と伝統を大切にしながら,常に新たな挑戦をし続けてきた京都に,マンガ・アニメという日本を代表するコンテンツ産業のネットワークづくりを目的とした学会が誕生することは誠に喜ばしく感じます。京都市としても全力で支援していきます」,吉田力雄一般社団法人日本動画協会副理事長は「マンガ・アニメの世界では人材育成が不可欠ですが,なかなかうまく進まない側面があります。誕生した学会には,産学連携の場として,また人材ネットワークづくりの場として大いに期待しています」とそれぞれあいさつ,3人が手を取り合い,学会設立を祝った。

引き続き,設立記念フォーラムとして,「世界が求める日本のマンガ・アニメ人材ネットワークに,こたえる京都」と題したパネルディスカッションがあり,日本動画協会人材育成ワーキング座長の増田弘道氏,手塚プロダクション社長の松谷孝征氏,コルク社長の佐渡島庸平氏,トキワ荘プロジェクトの菊池健氏,長谷川統括理事長が意見を交換。増田氏が講師を務めた高校生・学生・保護者のための進路案内「アニメ産業志望者のための進路ガイダンス」,『アニメスタイル』編集長の小黒祐一郎氏,スタジオコロリドのなかむらたかし氏と石田祐康氏によるアニメ作品制作現場から高校生・学生・保護者にむけた報告セミナー「最新作の制作現場と人材」などが開かれ,学会の活動がスタートを切った。