トップ » バックナンバー » Vol.16 » KCG同窓会@東京

Accumu Vol.16

KCG同窓会@東京

一極集中化が進み,多くのIT・コンピュータ関連企業が集積している東京では,たくさんのKCG卒業生が活躍をしている。アキューム編集部では,昨年末,東京でKCGの同窓会が開催されるとの情報をキャッチし,取材に赴いた。東京代々木で行われた同窓会は,世代を超えたKCG卒業生が集まり,さながら梁山泊であった。

コンピュータ業界で石を投げるとKCG卒業生にあたる

KCG同窓会@東京

今回の同窓会は,森田元貴さん(2006年ゲーム開発科卒)が幹事となり,SNSなども活用しながら,首都圏で活躍をしている卒業生に声をかけて実施された。

彼の所属する株式会社ジールは,社長もKCG卒業生であり,多くの卒業生が活躍している。森田さんは言う。「関西から慣れない東京に出てきて,最初は不安だったのですが,予想以上にKCGの卒業生が多くて救われました。取引先を訪問したとき,廊下で在学中に知り合った人とすれ違って,あ!とお互い驚いたこともあります。」

「コンピュータ業界で石を投げるとKCGの卒業生にあたる」という言葉がある。業界でよく聞くセリフである。KCGの卒業生なら,誰でも仕事をするなかで,思わぬところで同窓に出くわした経験があるはずだ。

この日,集まった卒業生は20名。システム開発企業,情報通信企業,ゲーム開発企業など様々な業種で活躍する卒業生や,仕事をしながらダンサーとして活動する人,イラストを描いてアーティストを目指す人もいるなどKCGならではの多彩な顔ぶれだ。

なかには,この日,同窓会があることを知って,東京にいる友人に会うために関西から駆けつけた田渕栄二さん(1995年芸術情報学科卒)のような人もいる。「KCGで一生の友達を見つけられたのが,自分にとっての宝。今日は久しぶりの再会なので,一晩中,語りあいますわ」と笑いながら言った。田渕さんは今では結婚もされ,友人とは家族ぐるみの付き合いをしているそうだ。

ネットワーク強化でビジネスを有利に展開する

幹事の森田さんは熱く語る。「自分の場合,大学に通っていたのですが,これは違うなと思って中退して,KCGに入学しました。KCGで本当の学校に出会えたと思いましたね。KCGで人とのつながりの大切さを学びました。社会に出てネットワークを広げたいと思っている卒業生は多いと思うのですが,忙しかったり,利害関係があったりして,思うようにいかないこともあると思います。せっかく,KCGには優秀な卒業生が多いのだから,同窓会を開催して,新しい出会いの場を創ろうと思ったんです」。

森田さんの狙いはあたったようだ。若い森田さんの声がけに応じて,この日は1980年代の卒業生も加わっていた。その一人,岡田明仁さん(1981年情報工学科卒)は,「たまたま,SNSで同窓会が開催されることを知って,当時の友人を誘って,ふらっと参加しました。自分は1978年の入学なのですが,関東に出てきてしまうと母校に帰る機会もなくてね。今日は,若い卒業生に母校の様子なども聞けてよかったです。母校も発展し,みんな活躍している様子で嬉しいですね。自分は,コンピュータの変化とともに業界で生きてきて,今は,株式会社ジンテックに所属しています。ずっと業界の様子を見てきましたが,KCGの卒業生は,時代の変化に対応できる力があります」。

この日,参加した卒業生に話を聞いていて,特に印象に残ったことがある。それは,コンピュータ業界での人材不足ということだ。現在,就職難といわれ,多くの若者がフリーター生活を余儀なくされているが,コンピュータ業界は例外で人が不足しているのだ。

西村圭一朗さん(2005年情報処理科卒)は言う。「今,僕はベンチャー企業で働いていますが,仕事はたくさんあるのに,人手が足りないで困っています。業界全体でみても圧倒的に技術者が不足しています。なんとかして,もっと多くのKCGの後輩に東京に来てほしい。自分の経験でいえば,KCGにいたことで他校の卒業生と比べると3年ぐらいのアドバンテージはあります。だから自信をもって東京に出てきてほしい」と。

林 信さん
林 信さん
1981年情報工学科卒
日本IBMソリューションサービス株式会社

英語力はもっていたほうが
いいですよ。必要になります。
松本 大樹さん
松本 大樹さん
アクセンチュア・テクノロジー・
ソリューションズ株式会社
2005年ネットワーク学科卒

社会人はガッツと体力が大切だと
実感しています。
言われたことだけするのではなく,
自分が何をすれば会社の役に立つかを
考えて動けるように努めています。
住友 洋介さん
住友 洋介さん
株式会社京装コンピューター
2006年メディア情報学科卒

コンピュータ業界の仕事は
社会を支えています。
やりがいもあるし,収入もいいです(笑)。

卒業生数 日本最多の力

要 みどりさん
要 みどりさん
2005年情報科学科卒
株式会社ジール

アルゴリズムが大切です。
しっかり勉強しましょう。

ビジネスのうえで,人脈の重要性ということがよく言われる。ビジネスを有利に展開するためには,会社の外に自分なりの人的ネットワークをどれだけ持っているかが重要な要素となる。その重要性は理解していても,実際に自分自身で人的なネットワークを広げていくことは,なかなか難しい。多くの社会人は,多忙であるうえに,社会生活上の利害関係も複雑であり,そうした人的ネットワークの強化・拡大を行うことは意外と困難である。その困難を回避し,ネットワークの拡大・強化をする方法として,出身学校のつながりを活用することが有効だ。あらゆる利害関係を超えて,母校を同じくするという理由でつながることが可能である。これから進学を考える皆さんは,学校選びの際には,多くの卒業生を擁し,しかも卒業生が社会で活躍しているような学校を進路先として選択したほうがよい。いわゆる伝統校は,そうした条件を満たす場合が多いから,社会での評価も高い。

創立以来45年の歴史を重ねてきたKCGの場合,卒業生数は3万7千人にものぼり,コンピュータ系教育機関としては日本最多である。しかも卒業生のつながりが強く,卒業生同士が連携しあう良き文化がある。これは在学生・卒業生一人ひとりにとって大きなメリットだ。この良き文化を強化し,卒業生のネットワークを強化することは,とても重要なことだ。

今回の取材を通して,そのことを再確認した。

お報せ 卒業生の皆様へ

今回のように卒業生の有志が個別に同窓会を開催している例は,日本全国であると思います。今後こうした同窓会の組織化・定例化などをいっそう進めていき,それを通じて卒業生同士のネットワークの強化を図り,卒業生一人ひとりが,より有利にビジネスを展開できることを京都コンピュータ学院ならびに京都コンピュータ学院校友会は願っています。この観点から,同窓会の開催を応援します。アキューム編集部でも取材をさせていただき卒業生同士の情報交換を活発化するお手伝いをしたいと存じます。つきましては,同窓会の開催・組織化・定例化などについて,ご相談があれば,お気軽にお問いあわせください。

●お問合せ先●
アキューム編集部
担当 湯下秀樹
TEL 075-762-2030
e-mail yushita@kcg.ac.jp