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Accumu Vol.17

来賓祝辞

エリー・エリクンダ・エリネーマ・ムタンゴ閣下
タンザニア連合共和国特命全権大使

タンザニア連合共和国特命全権大使 エリー・エリクンダ・エリネーマ・ムタンゴ閣下

京都コンピュータ学院の創立45周年と京都情報大学院大学の創立5周年を心よりお祝い申しあげます。高等教育機関である京都コンピュータ学院と京都情報大学院大学は,ここ日本におけるコンピュータ知識と情報科学の専門的な研修機関の草分けとしてその発展に非常に重要な役割を果たしており,世界中の何ヵ国もから多くの研修生をひきつけています。これは絶大なる賞賛を受けるに値する素晴らしい業績であります。

さらに,1988年には発展途上国の人々のために,海外コンピュータ教育支援事業が設立されました。我が国タンザニアを含め,20ヵ国以上の国々が,このプログラムから恩恵を享受しております。長谷川家の皆様が独力で,アジア,ヨーロッパ,アフリカ,南米にまで広がる世界の広範囲な国々において,コンピュータ教育の普及に成功されたことはまさに驚くべき偉業だと思われます。私は,長谷川靖子先生とそのチームの皆様方の業績を心より褒め称えたいと思います。

最近,京都コンピュータ学院はタンザニアにコンピュータ50台を寄贈することを決定されました。せっかく受けた研修を十分に生かすことができなかった生徒たちがこのコンピュータの寄贈により,使用することができるようになります。我がタンザニア政府を代表いたしまして,心より感謝の気持ちをお伝えしたいと思います。

最後に,今日この創立記念式典にお招きいただいたこと,並びに,タンザニアの有名な歌い手であるMs. Betty Enock にこのような著名な皆様方の前で歌う機会を与えていただいたことに深く感謝いたします。Betty の歌声を楽しんでいただき,キリマンジャロとセレンゲティ国立公園とエキゾティックなザンジバルの国であるタンザニアが少しでも皆様の身近なものになればと願っております。創立記念式典にご出席の皆様全員が素晴らしい式典をお楽しみになり,何にもまして楽しい午後をお過ごしになることを願っております。

どうもありがとうございました。



ワスワ・ビリグア閣下
ウガンダ共和国特命全権大使

ウガンダ共和国特命全権大使 ワスワ・ビリグア閣下

2008年11月1日に開催される京都コンピュータ学院創立45周年と京都情報大学院大学創立5周年記念式典の慶事にあたり,お祝いの言葉を述べさせていただきますことを光栄に思います。京都コンピュータ学院と京都情報大学院大学の創立以来の目覚ましい発展は,両校のリーダーシップと献身の証だと思います。

海外コンピュータ教育支援事業を通じて,京都コンピュータ学院は,ウガンダを含め多くの国々の学校にパソコンとその付属品を提供することにより,全世界のICT教育に計り知れないほどの貢献をされています。まさにここで,本年,京都コンピュータ学院が日本の通信企業であるKDDIとの協力により,ウガンダの学校に25台のパソコンをお贈りくださったことをご報告できることをうれしく思います。コンピュータを受け取ったウガンダの学校は,これまでコンピュータ技術に触れる機会はほとんどありませんでした。

長谷川靖子先生と長谷川繁雄先生の先駆的なビジョンと寛大な精神を踏まえたこのプロジェクトは,若いウガンダの学生たちに数え切れない多くの機会を与えてくださることになります。彼らは,それによって,現代の学習ツールに触れ,入門的なレベルと中級レベルのコンピュータサイエンスとITリテラシーを学び,デジタル社会の中で競争力を持つことのできる生きたスキルを習得することが可能になります。ウガンダばかりでなく全世界のこのような若い学生たちに新たな門戸を開いてくださる京都コンピュータ学院の寛大さに,われわれは心より感謝いたしております。

将来,ウガンダと京都コンピュータ学院および京都情報大学院大学の間により密接な協力関係と友好関係が続くことを願ってやみません。創立記念式典でこのようにお祝いの言葉を述べる機会をいただきましたことを非常に光栄に思います。

私の心からの感謝の気持ちと敬意をどうかお受け取りください。



門川 大作氏
京都市長(坪内俊明・総合企画局長代読)

坪内俊明・総合企画局長

「時代を担う創造性豊かな情報処理技術者の育成」を理念に,我が国最初のコンピュータ教育機関として創立され,日本のIT時代の「未来を創り出す」役割を果たしてこられた京都コンピュータ学院。第一線で活躍する多くの技術者を輩出され,日本の産業・経済に大きく貢献してこられました。記念すべき節目を迎え,輝かしい未来を創造されることを祈念申しあげます。



酒井 利文氏
JICA大阪国際センター所長(代読)

JICA大阪国際センター所長 酒井 利文氏(代読)

1994年,初めて研修員を受け入れていただいてから15年目を迎えました。参加者は学院のすぐれたIT教育,国際理解の理念,国際貢献の情熱に対し,深く感謝して帰国の途についております。これは学院の研修のレベルの高さのみならず,多くの国々にコンピュータを寄贈されているように世界の平和と繁栄に重要な役割を果たす理念をお持ちであることによるものです。



江島 義道博士
京都工芸繊維大学学長

京都工芸繊維大学学長 江島 義道博士

京都コンピュータ学院はトップランナーとして国内外の実践的情報教育をリードし,高度な技術,幅広い知識および国際性を有したITプロフェッショナルズを輩出してこられました。パイオニア・スピリットという崇高な精神のもとに,実績と伝統を踏まえ,困難な社会的課題を克服し,時代の要請に応える教育研究の実践を通じて一層飛躍発展されることを期待します。



ヤン・チャペック博士
チェコ共和国パルドゥビッツェ大学 経済・マネジメント学部副学部長

チェコ共和国パルドゥビッツェ大学 経済・マネジメント学部副学部長 ヤン・チャペック博士

今年5月に,KCGグループとパルドゥビッツェ大学の間で,他に類を見ないオンラインという方法で,協定書が締結されました。海外のパートナーと交流の機会を得たことを感謝し,双方の学生,教員,研究者が新しい知見を獲得し,活躍の場を世界に拡大することに寄与すると確信しています。教育及び研究分野における今後のさらなるご発展を心よりお祈り申しあげます。