Accumu Vol.4

Accumu Vol.4

最先端コンピュータ設備や本格的なコンサートホールを備えたハイテクな京都コンピュータ学院京都駅前校新校舎が竣工。その記念イベントの模様のほか,DNAの解析など進歩の著しい「生命の科学」について特集。

  • 京都駅前校舎大講堂の音響設計
    • 小野 圭一
      • 西日本屈指の音響といわれる,KCG京都駅前校6Fホール。神戸大学名誉教授 環境音響研究所主宰前川純一氏の音響設計監修によって設計されたそのホール。繰り返された音響実験に携わった筆者が,最新技術を駆使したその実験の模様をレポート。
  • MESSAGE 学生達へ・・・
    • KCGの教育哲学を具現化したものともいえる京都駅前校新校舎。その建設に携わった株式会社錢高組の皆さんからの学生へのメッセージ。
  • 京都駅前校舎竣工記念フェスティバル
    • 京都コンピュータ学院京都駅前校新校舎完成を記念し,1992年2月4日から8日の5日間にわたり,講演会やコンサートなどが催され,10000人を超える来場者があった。
  • 情報とは・情報化社会とは
    • 小亀 淳
      • コンピュータは人知を超えた能力を有し,通信技術の進歩と相俟って,情報化社会を現出させた。技術革新による道具立ての充実に留まるのではなく,それを活用した「文化の創造」が始められるべきである。地球文化とでもいうべきスーパーニューカルチャーの創造。
  • 「認知科学」へのいざない
    • 松村 道一
      • 認知科学とは人間の心(知性)の働きと,知識の性質を解明しようとする学問である。コンピュータサイエンスや脳科学の発展とともに,「心」への科学的アプローチが可能となりつつある。人工知能研究など認知科学分野の課題と将来についてわかりやすく解説。
  • 情報教育懇話会 情報教育の現状
    • 1993年から始まる小・中・高校での情報教育の本格化を前に,京都コンピュータ学院・京都大学の教員,企業関係者,高等学校関係者などからなる情報教育懇話会が,情報教育のカリキュラムのあるべき姿を討議。
  • 生命とは
    • 近藤 宗平
      • 約百万年前に,忽然と死滅し,化石となったはずの曙杉が生きていた話,一年生植物の「プログラムされた死」の話,適応向上型の突然変異を遂げた哺乳類の不思議など,生物進化の歴史という視点から,生命を考える。
  • 星間物質の化学と生命の起源
    • ウィリアム・M・アービン,川田 剛之
      • 地球上に生命が誕生するまでに,生命形成要素は,長い複雑な化学反応の歴史を経ている。宇宙で起きている化学反応の分析を通じて天文学的見地から生命の起源を探究する。
  • 太陽系の有機物と生命の起源
    • 小林 憲正
      • 室内模擬実験で,原始地球環境で,また地球圏外環境で,生体関連分子が必然的に生成しうることが確認されつつある。それでは,生体関連分子から生命の誕生までは必然であるのか。
  • 地球生物の起源
    • 藤 則雄
      • 創生期の地球の原始大気や原始海洋の様子から説き起こし,地球上の生物の起源について,地球科学の最新の研究成果をレポート。
  • バイオの主役 DNAとは
    • 小関 治男
      • 核酸の発見とメンデルの遺伝法則が結びついた1950年以降,DNAを基調とする分子生物学は急速な発展を遂げている。遺伝子の実体として急速にクローズアップされている生体高分子の一種であるデキシリボ核酸(DNA)とは何か。
  • 遺伝情報の変化と発がんの機構 DNA修復
    • 武部 啓
      • 紫外線などによってDNAは常に傷ついているが,すべての生物は,その傷を直す力を有している。それをDNA修復能力という。その能力と癌の関係など最先端の研究成果を紹介。
  • 研究所だより
    • 上野 季夫
      • 理工学の分野における,天体物理学と最適制御論がある時点で密接な関連があったことを知る人は少ないと思うので,簡単にそのことにふれてみたい。
  • 京の伝統芸能 能そして歌舞伎
    • 権藤 芳一
      • 広く庶民に親しまれている能や歌舞伎といった芸能は,京都の街で育まれてきた。観阿弥・世阿弥の工夫や才能で足利義満に認められ,日本の代表的な芸能となった能の歴史,出雲阿国の踊りに端を発する歌舞伎の歴史などをわかりやすく解説。
  • 教養としての伝統文化
    • 檜谷 昭彦
      • KCG京都駅前校新校舎竣工記念講演の模様。「全く意味がないことの中に,あるいは皆さんがこれから生きていく上で,一番大切なものが隠されているのではないか。」室町時代に生まれた「数奇」や太閤秀吉の北野の茶会の精神などから,文化の意味を考える。
  • C&Cと高度情報化社会
    • 大桑 邦夫
      • 高度の通信技術と情報処理技術が融合化された高度情報化社会。それを支えるNECのC&Cシステムの概要を具体例とともに解説。
  • ヒューマン・インターフェイス
    • 大河内 正明
      • 日本IBMの東京基礎研究所で,日本語入力,音声情報処理,機械翻訳という三分野で研究を進める筆者が,その最新の研究成果より,「日本語校正支援システム」「音声認識」についてレポートする。
  • 人にやさしいコンピュータを目指して
    • 広瀬 正
      • 日立製作所で研究員を務める筆者が,これからのコンピュータの発展を方向づけるAI,エキスパートシステムについて,その歴史と現状について,具体的事例を挙げながら解説。
  • ペン インターフェース PCについて
    • 山本 英孝
      • パソコン市場の飽和のなかで新製品のカテゴリーを創出することが重要である。そうした試みの一つである,キーボードのないペンPCの特性と今後の可能性について解説。
  • 最先端技術とその応用
    • 加藤 裕之
      • コンピュータテクノロジーの発展は目覚ましい。ハードウェアの能力の進歩とともに,それを利用した様々な技術革新のありさまを,「海中ロボット」「自動指紋照合」「リニア新幹線」などの事例を挙げながら解説する。
  • 地球サイズの情報文化創造へ
    • 長谷川 靖子
      • グローバルなボーダーレス国際親善を独自に展開するKCG。1989年タイ王国へのパソコン寄贈に始まる海外コンピュータ教育支援事業。その活動はさらに広がりを見せ,対象国を中心に国際的に,その意義が高く評価されている。
  • ガーナ印象記
    • 湯下 秀樹
      • 1957年アフリカでもいち早く独立したガーナ共和国。KCGの海外コンピュータ教育支援事業の一環で首都アクラに渡った筆者が見たガーナ。奴隷貿易の拠点であったケープコーストの城砦探訪や,野口英世博士の銅像との出会いなど。
  • 香港 ベルリンそしてワルシャワ
    • 長谷川 亘
      • 海外コンピュータ教育支援活動を行い,グローバルな事業を展開するKCG。その事業の過程で,香港,ベルリン,ワルシャワという三都市での見聞を介して筆者が感じたもの。それは歴史の大きなうねり。
  • タイ・ガーナ・ポーランド 海外短期研修生を迎えて
    • 東保 光彦
      • 発展途上国を対象にKCGが進める海外コンピュータ教育支援事業。その一環として,タイ,ガーナ,ポーランド,地域も文化も異なる三カ国から,研修生を同時に京都に迎え,講習会を開催。この画期的ともいえる国際的な講習会に果敢にチャレンジしたKCGの記録。
  • バートランド・ラッセル 教育論を読んで
    • 牧野 澄夫
      • ラッセルは,単なる知識を与えるのではなく,知識を獲得する能力,すなわち知性を鍛えることが教育の課題であるとする。しかし「知性を鍛えないような仕方で情報を伝えること」が,今の日本ではあまりに多いのではないか。
  • 初代学院長の思い出 京大音研
    • KCG創立者故長谷川繁雄先生は音楽を愛し,京都大学音楽研究会(京大音研)で青春を謳歌した。学生の人格育成のため音楽ホール建設を夢見ていた先生の遺志の具現ともいえる京都駅前校6階ホールの竣工を記念し,京大音研OB原田茂先生がシューベルトを歌う。
  • 卒業生紹介 青年海外協力隊-ジャマイカ派遣を終えて
    • KCGの卒業生には海外で活躍する者が多い。例えば,JICAの青年海外協力隊としてニカラグア,モロッコなど世界各国で校友が活躍をしている。その一人,池田さんは,ジャマイカの首都キングストンにある芸術科学技術大学で技術者として活躍。