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Accumu Vol.15

KCG style 2006 コンピュータの未来を探る

開催期間 2006年10月16日(月)~11月1日(水)

KCG style 2006

コンピュータ技術は元来,軍事目的で開発された側面を持つ。21世紀,冷戦時代も終わった今,われわれは人類史変革の可能性をも秘めたこのコンピュータ技術を平和利用していかなければならない。京都コンピュータ学院,京都情報大学院大学を中核とするKCGグループの建学の理念も,そこにある。その理念を実現しようと本学はこれまで,豊かで平和な暮らしを支えるIT分野の人材育成や,研究を進めてきた。さらに,海外コンピュータ教育支援活動などの積極展開により,地球規模における人類の融和を目指してきた。コンピュータ教育機関として日本で最も長い歴史を持ち,多くの卒業生がIT・コンピュータ業界で最先端の活躍をするKCGグループ。そこで学んだ仲間たちとともに,あらためて,この地球におけるコンピュータの未来と可能性を考える。2006年秋。「KCG style 2006 ─地球と未来とコンピュータ─」。

KCG style 2006
KCG style 2006
KCG style 2006
KCG style 2006

輝ける未来を築くために,コンピュータが果たす役割は―。KCGグループが2006年10月16日~11月1日に開催した「KCG style 2006 ~地球と未来とコンピュータ~」は,各種講演会や,学生による駅伝形式の“データ通信速度競争”など多彩な内容で,学外からも数多くの参加があった。

特に最近,大きな社会問題としてクローズアップされている情報セキュリティに関しては,韓国最大の政府系情報通信研究機関である韓国電子通信研究院(ETRI)との共同企画として,日本・韓国・ベトナム3ヵ国の情報セキュリティ専門家による「日韓越3ヵ国共同セミナー」を本学内で開催した。

さらに,創立以来43年間に学生の教育に使用されてきたコンピュータや,KCGグループ所蔵の大型・中型汎用コンピュータの写真パネルなどを展示。訪れた人はコンピュータの性能の変遷や当時の実習風景に見入っていた。国際協力への取り組みとして,1989年より開始した「海外コンピュータ教育支援活動」も紹介した。

10月16日夜には邦楽演奏会「筝の夕べ」が開かれ,福貴文恵,福脇文湲,福桜文清さんらが日本の伝統楽器である筝や尺八,三味線で「瀬音」「夕顔」などの風雅な調べを繰り広げた。

日韓越3ヵ国共同セミナー 「ユビキタス社会での情報セキュリティ技術活用に関するセミナー」

主催:京都情報大学院大学(KCGI),韓国電子通信研究院(ETRI)

日本・韓国・ベトナムの情報セキュリティ関連の政府機関・研究機関・大学・企業が結集し,情報セキュリティ分野に関するセミナーを2006年10月16日(月)2005年に行われた日韓共同セミナーでの研究成果や,韓国情報保護振興院(KISA),高麗大学校情報保護大学院,韓国電子通信研究院(ETRI),ベトナム・FPT社と本学との提携関係を継承・発展させ,セキュリティ技術の共同開発,共同事業化を目的としたフォーラム設立を目指します。

2006年10月16日(月)

日韓越3ヵ国共同セミナー基調講演

政府機関,大学,企業それぞれから,韓国におけるe-Koreaの展開とそれに起因する問題解決に向けた取り組み,マイクロソフト株式会社におけるOSのセキュリティ強化の取り組みなど,情報セキュリティに関する取り組みが報告されました。

第1部

「Security Policy for Ubiquitous Society in Korea」

(韓国のユビキタス社会実現に向けたセキュリティ政策)

韓国情報保護振興院(KISA) Kyoung Sik Min博士

「マイクロソフトのセキュリティへの取り組み Vista OSのセキュリティを通じて」

マイクロソフト株式会社 渡辺 清 氏

会場:京都コンピュータ学院京都駅前校 6階ホール

第2部

「Security of PKI in Ubiquitous Computing」

(ユビキタスコンピューティングを背景とした公開鍵基盤のセキュリティ)

コロンビア大学 教授 Moti Yung博士

「Information Security Research Activities in Viet Nam」

(ベトナムにおける情報セキュリティに関する研究活動)

京都情報大学院大学 教授 内藤 昭三

会場:京都コンピュータ学院京都駅前校 6階ホール

邦楽演奏会「箏の夕べ」

邦楽演奏会「箏の夕べ」

日韓越3ヵ国共同セミナーの開催を記念し,日本の伝統楽器である箏と尺八,三味線の演奏会を催しました。

曲目:「越後獅子」「瀬音」「琉球民謡による組曲」「夕顔」 ほか

演奏者:福貴文恵,福脇文湲,福桜文清(箏),塚本芽山(尺八) ほか

会場:京都コンピュータ学院京都駅前校 6階ホール

2006年10月19日(木)

パネルディスカッション 「セキュリティってなに? ~健全なユビキタス社会の実現に向けて~」

匿名性に起因するネットワーク詐欺,ユビキタス化に伴うプライバシー侵害など情報セキュリティに関する課題を取り上げ,健全なネットワーク社会の実現に向けた解決策についてパネルディスカッション形式で討議されました。

パネリスト:

株式会社三菱総合研究所 情報セキュリティ研究部 部長・主席研究員 村瀬 一郎 氏

松下電器産業株式会社 デジタル家電接続検証センター 開発チーム チームリーダ 齋藤 孝弘 氏

財団法人ハイパーネットワーク社会研究所 事務局長 青木 栄二 氏

京都情報大学院大学 教授 高 弘昇 ほか

会場:京都コンピュータ学院京都駅前校 6階ホール

2006年10月20日(金)

特別講演会 「What is Reality?」

特別講演会 「What is Reality?」

デジタルメディアのパイオニアの一人で,米デジタル・ドメイン社の創設者,ILM(Industrial Light and Magic)の取締役であるスコット・ロス氏の講演会。映像を用いながら,「Day After Tomorrow」や「I, Robot」,「Titanic」などの映画の舞台裏が語られました。

講演者:米デジタル・ドメイン社 創設者 スコット・ロス 氏

会場:京都コンピュータ学院京都駅前校 6階ホール

2006年10月20日(金)

講演会 「さよならプルート ~冥王星の76年間~」

講演会 「さよならプルート ~冥王星の76年間~」

2006年8月24日,国際天文学連合(IAU)総会の決議により冥王星は「惑星」から除外され,76年間にわたった九惑星時代が終焉しました。その背後には,数多くの天文研究者・天文愛好家による汗と涙そしてロマンに満ちた物語が隠されています。本講演では,先人の営為により,数十倍にも広がった太陽系の姿が紹介されました。

(参照サイト http://www.kcg.ac.jp/kcg/sakka/MP/pluto1.htm

講演者:京都情報大学院大学 教授 作花 一志

会場:京都コンピュータ学院京都駅前校 新館

2006年10月21日(土)

講演会 「KCGゆかりのコンピュータに見る情報機器の発達」

講演会 「KCGゆかりのコンピュータに見る情報機器の発達」

本講演では,創立以来KCGで学生の実習に使用されてきたコンピュータを振り返り,コンピュータの中でどのようなからくりが使われ,それが時代とともにどのように変わってきたか解説されました。

講演者:京都情報大学院大学 教授 山縣 敬一

会場:京都コンピュータ学院京都駅前校 1階エントランスホール

講演会 「未来をひらく組込みシステムエンジニア ~自動車制御もコンピュータから~」

講演会 「未来をひらく組込みシステムエンジニア ~自動車制御もコンピュータから~」

自動車制御には最低でも40個の小さなコンピュータが使われています。それらに用いられるプログラミング技術はパソコンのものとはかなり異なります。このような組込みシステムを開発するエンジニアを育成するための教育機関は日本でも少なく,国内で7万人ものエンジニアが不足していると言われています。本講演では,組込みシステムエンジニアの育成に向けた京都コンピュータ学院の先端的な取り組みが紹介されました。

講演者:京都情報大学院大学 助教授 江見 圭司

会場:京都コンピュータ学院京都駅前校 新館

2006年10月26日(木)

講演会 「Cyber Infrastructure」

米国・ロチェスター工科大学コンピュータサイエンス学科名誉教授でKCGI教授のアンダーソン博士が,自身の最新の研究成果について講演しました。

主催:情報システム学会日本支部(NAIS)

講演者:京都情報大学院大学 教授 Peter G. Anderson

会場:京都コンピュータ学院京都駅前校 新館

2006年10月16日(月)

展示会 「KCGにおけるコンピュータの歴史」

日本最初のコンピュータ教育機関として創立以来,学生の教育に使用されてきたコンピュータや,KCGグループ所蔵の大型・中型汎用コンピュータの写真パネルなどを展示。あわせて国際協力の取り組みとして1989年より開始した「海外コンピュータ教育支援活動」の内容を紹介。

会場:京都コンピュータ学院京都駅前校 1階エントランスホール

2006年10月19日(木)

KCG smile 2006 ~地球と笑顔とコンピュータ~(KCG学生企画)

京都コンピュータ学院の学生たちが,昔の情報伝達手段である飛脚をモデルとした駅伝形式で3校舎間を走り,データの通信速度と運搬速度を競いました。

経路:洛北校 → 鴨川校 → 京都駅前校

応援会場:京都コンピュータ学院京都駅前校 6階ホール