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Accumu ニュースこの1年「KCG365」

「KCGサマーフェスタ2019」を開催

KCGグループが,より開かれた教育機関として地域のみなさまとの交流を図ろうと開催している恒例の「KCGサマーフェスタ2019」(京都府および京都市教育委員会後援)が,2019年7月21日,28日にKCG京都駅前校・KCGI京都駅前サテライトで,8月17日にはKCG洛北校で開かれた。さまざまな催しに大勢の小中学生や地域住民が参加した。「KCGサマーフェスタ」は,KCGグループの創立者で初代学院長の長谷川繁雄先生の命日である7月2日の「閑堂忌(かんどうき)」に合わせて毎年開催している。

天文ワークショップ 〜3Dメガネをかけて大宇宙の姿を体感しよう!〜

天文ワークショップ 〜3Dメガネをかけて大宇宙の姿を体感しよう!〜

参加者たちは3Dメガネをかけて天文映像を見ながら,広大な宇宙を体感した。宇宙にはおおよそ1兆×1000億個ほどの星があるとされている。この無数の星々の一つが太陽であり,わたしたちは太陽の周りを回る地球上の小さな存在だ。参加者たちは,KCGI准教授の青木成一郎先生から説明を受けながら,果てしなく広がる宇宙に思いをはせていた。同じ内容を3回に分けて開催した。このワークショップは,京都大学大学院理学研究科附属天文台/天文普及プロジェクト室にご協力いただいた。

アニメ声優体験

天文ワークショップ 〜3Dメガネをかけて大宇宙の姿を体感しよう!〜

たくさんの子どもたちが参加し,KCGグループのTVCMの映像に合わせて,KCGのマスコットキャラクター「きょこたん」のセリフやナレーションを録音する「アフレコ」のリアル体験をした。KCG 情報処理科IT声優コースの先生からセリフの発音や発声の指導を受けた後,京都駅前校内にあるプロ仕様の「デジタルサウンドスタジオ」を使ってスタジオの録音などアニメ制作のプロセスを楽しんだ。初めてのスタジオ収録ということで緊張気味だった参加者もいたが,ヘッドフォンを着けマイクに向かうと,みな堂々と「きょこたん」役を務め上げた。保護者のみなさんは子どもの「勇姿」を映像や写真に収めていた。

ゲームを通して親子で楽しく学ぶ「コンピュータの歴史」

ゲームを通して親子で楽しく学ぶ「コンピュータの歴史」

KCGコンピュータミュージアムは,歴史的に貴重なコンピュータを数多く保管し,一般社団法人 情報処理学会より2009年,「分散コンピュータ博物館」の全国第一号指定を受けている。児童と保護者ら大勢の参加をいただき,ミュージアムに展示されている機器を見学しながら,コンピュータ発達の歴史を知るとともに,貴重な古いパソコンを実際に動かして,最新のパソコンと性能などを比べた。また,コンピュータの進化によって誕生したテレビゲームについて,その誕生と進化の歩みについても学んだ。KCGコンピュータミュージアム館長の千葉博人先生が指導した。

はじめてのプログラミング講座

はじめてのプログラミング講座

小学児童を対象にした,毎年恒例の人気講座。2019年は,次々と現れるモンスターを,くまのキャラクターが避けていく簡単なゲーム作りに挑戦した。ほとんどの児童にとって,初めてのプログラミングだったが,KCG コンピュータサイエンス学系主任の前納一希先生や学生スタッフに教えてもらいながら,徐々に仕組みを理解していき,最後には,キャラクターの動きや効果音などを自分好みの設定にすることもできるようになった。全員がゲームを完成させて,笑顔を見せていた。

KCGミュージックフェスタ2019

KCGミュージックフェスタ2019

KCG保護者会が主催,コンサートホールを埋め尽くすほどの大勢の方々にご参加いただいた。KCGグループのコーラスサークルU-Choirを指導する葭村洋平氏の指揮で,四大医科大学合唱団(大阪医科大学グリークラブ,関西医科大学混声合唱団コールクライス,京都府立医科大学混声合唱団たちばな,滋賀医科大学混声合唱団,各団有志メンバーから成る合唱団)の華麗なコーラスを最初に楽しんでいただいた。次に,幅広い作曲活動を展開している作曲家・大田桜子さんの指揮・解説で,「オー・シャンゼリゼ」,「森へ行きましょう」などを参加者全員で合唱した。音響の良さで定評のある同ホールで,聴いて歌って,音楽を満喫していただいた。

マイクロコンピュータを動かす楽しい自由研究

マイクロコンピュータを動かす楽しい自由研究

KCGIサイバー京都研究所と,株式会社Keiganの産学連携による一般公開イベントとして開催した。サイバー京都研究所が,地理的名称トップレベルドメイン「.kyoto」の管理運営などで活動する「けいはんなオープンイノベーションセンター」(京都府精華町)に,(株)Keiganも入居しているのが縁となり,産学連携のイベントとして実現した。(株)Keiganは,誰でも手軽に制作できるロボットの提供で社会貢献を目指すICTのベンチャー企業。親子連れなどおよそ20人が参加し,同社代表取締役 徳田貴司さんらの指導で,簡単なプログラムでモータの回転を制御して楽しむ,昔ながらの回転のぞき絵・ゾートロープの制作に挑戦した。最初に,イギリス製の小型の教育用コンピュータ「micro:bit」を使って制御用プログラムを作成し,それを小型のモータに接続した。このモータは(株)Keiganの製品「KM-1U」で,小型・軽量・省エネ,専門的な知識や技術なしでも,スマホやPCで簡単に制御可能な多機能のモーターモジュール。最初はうまく回転させられなかった参加者も,試行錯誤を繰り返して制御できるようになり,ゾートロープののぞき絵を楽しんでいた。

電子工作ワークショップ

電子工作ワークショップ

例年大人気のワークショップ。今回も参加者募集開始後,瞬く間に定員に到達。当日は大勢の小中学生と保護者の方々にお越しいただいた。今年完成を目指すのは,2人で楽しめるオセロに似たゲーム「電子リバーシ」で,コマの代わりになる2色のLEDの光で対戦する。参加者は,KCG 洛北校教頭の久保田英司先生からマイコンを使った電子回路の仕組みなどの話を聞いた後,エンジニアリング学系の学生が準備した電子リバーシ作りに取り組んだ。先生方と学生スタッフが丁寧に指導,完成品は持ち帰って夏休みの思い出にしていただいた。