京都情報大学院大学(KCGI)の学長に2023年4月1日付で,富田 眞治教授が就任した。任期は2024年3月31日までの1年間。 KCGIを運営する学校法人 京都情報学園(長谷川亘理事長)の理事会で決定した。富田学長は第4代となる。2010年4月に就任した茨木 俊秀前学長は,今後も教授として講義を担当する。
富田 新学長の経歴は次の通り。
富田 眞治(とみた・しんじ)
京都大学工学士,同大学院博士課程修了(電気工学専攻),工学博士。専門はコンピュータアーキテクチャ。京都大学名誉教授,元京都大学大学院情報学研究科長,元京都大学総合情報メディアセンター長,元京都大学物質-細胞統合システム拠点特定拠点教授/事務部門長,元九州大学教授,元ハルピン工業大学顧問教授。博士課程教育リーディングプログラム委員会複合領域型(情報)委員,IFIP(国際情報処理連盟)TC10委員,情報処理学会理事,情報処理学会関西支部支部長,京都高度技術研究所客員研究部長,京都府ITアドバイザリーボード委員,総合科学技術会議専門調査会,京都府情報政策有識者会議委員長など歴任,電子情報通信学会フェロー,情報処理学会フェロー。2018年から京都情報大学院大学副学長。
KCGIの第4代学長に就任した富田眞治教授の「新学長就任披露式」が2023年8月29日,京都情報大学院大学京都駅前サテライト・京都コンピュータ学院(KCG)京都駅前校6階大ホールで開催された。産官学各界からのお客様方にKCGI・KCGの学生も加わった大勢の参列者が,新学長の就任を祝った。2023年,KCGは創立60周年,KCGIは創立20周年を迎えた。節目の年の新学長体制スタートにあたり,KCGグループはさらなる発展,IT教育の最先端を担う決意を新たにしている。式典の後には記念コンサート,祝賀会が盛大に催された。
式典では最初に学校法人京都情報学園理事長の長谷川亘 京都情報大学院大学・京都コンピュータ学院・京都自動車専門学校総長が挨拶。続いて前任第3代学長の茨木俊秀名誉学長が富田新学長を紹介した。挨拶に立った富田学長は「研究部門,事務部門,教育部門と三つの異なる分野を経験してまいりました。終の棲家(ついのすみか)という言葉がありますが,私にとって本学はまさに終の学園であります。これまでの私の専門分野とはまるで異なった多様な分野の研究者との交流,新規組織の設置の経験,事務組織との連携の経験などを生かして,本学の喫緊の課題である生成AIの活用や国際化の一層の展開などについて,最大限の努力をしたいと思っております」と抱負を述べた。
来賓のJMOOC会長・元早稲田大学総長 白井克彦様,京都府副知事 山下晃正様より祝辞を頂戴した。京都市長 門川大作様からはビデオメッセージによる祝辞をいただいた。続いて各方面から寄せられた祝電が披露された。 式典から休憩を挟んで,記念コンサートが開催された。2023年8月にKCGI教授へ就任した中国出身バイオリニストの劉薇先生と,KCGI教授でもある著名ピアニストの多川響子先生による二重奏で,ニューシネマパラダイス,英雄ポロネーズ,チャルダッシュなど8曲が披露された。参列者は,西日本屈指のコンサートホールでの名演奏を堪能した。
コンサートの後,会場を大ホールのホワイエに移して祝賀会が催された。長谷川亘理事長・総長の挨拶に続き,来賓の参議院議員 西田昌司様,BIPROGY株式会社エグゼクティブフェロー 羽田昭裕様,株式会社アイ・オー・データ機器代表取締役会長兼社長 細野昭雄様,京都大学学術情報メディアセンター センター長・教授 岡部寿男様より祝辞を頂戴した。日本私立大学協会事務局長 小出秀文様のご発声で乾杯し,参加のみなさま方は飲食と共にしながら和やかに歓談された。最後に挨拶した茨木俊秀名誉学長が,この日のお礼を申しあげた。